大人気なろう系アニメ「転生したらスライムだった件」こと転スラ。
2024年4月から放送がスタートしたアニメ3期で、6月に入りようやく第1部「聖魔激突編」が遂に完結しました。
原作をお読みの方なら、この後の流れは分かりますよね。
そうです。開国祭編への突入していきます。
書籍版では、聖魔対立編と魔都開国編の間に領土掌握編が入りますが、今回はその内容を以下のように扱います。
- 前半部分(ルべリオスとの協定締結話)は聖魔対立編として割愛
- 後半部分(謁見や各国招待など)は魔都開国編として扱う
そこで今回は、書籍版の内容を基に魔都開国編(開国祭編)についてまとめてみました。
過去に開国祭についてはいくつかの記事を書きましたので、詳しく知りたい方はそちらもご覧ください。
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開国祭を開くキッカケ
開国再編について語る前に、そもそもどうして開国祭を開くことになったのかについて軽くご紹介しておきます。
発端は魔王たちの宴(ワルプルギス)での決定です。
その決定というのが……
- リムルを正式に魔王として認める
- 魔王リムルの支配領域をジュラの大森林全域とする
これによって、ジュラの森大同盟加盟の種族だけではなくジュラの大森林に住まう魔物すべてが領民となりました。
そのため、代表者が領主である魔王リムルに謁見すべく中央都市リムルに終結することになります。
そのことを知ったリムルは、魔王としての謁見と建国したばかりのテンペストのお披露目を同時にしちゃうことに決めました。
それが開国祭を開催するきっかけです。
ここら辺のお話は、アニメ3期の最初に出ていたので知っている方も多いのでは?
開国祭開催までの大きな流れ
きっかけについて整理できたところで、ここではヒナタやルミナスが帰国した後から開国祭開催までのざっくりとした流れをご紹介します。
- 各国の招待
- ダンジョンの建設
- 各種族との謁見
各国の招待
開国祭開催に向けてまず動き出したのは、各国の王国貴族の招待です。
それと共に、ベニマルらをジュラの大森林の各集落に派遣して魔王就任と謁見についてを通達しています。
その結果……
- 武装国家ドワルゴン:国を挙げて参加
- 魔導王朝サリオン:天帝エルメシアが参加
- ブルムンド王国:国王夫妻などが参加
その他、大勢の王侯貴族が参加することになったのですが、ここで特筆すべきはミョルマイルです。
ミョルマイルの招待は、リムル自ら赴いています。
その理由は、単に仲が良いからだけではありません。
一番の目的はスカウトです。
新興の大国テンペストは、日本の技術や知識は豊富ですが転スラ世界(基軸世界)の娯楽などの知識がありません。
それに加えて、交易や人口などが増えるに従って仕事量が増えていきましたにで、その統括としても専門家が必要でした。
この誘いに乗ったミョルマイルは、腹心に店を任せてテンペストへ向かうことになります。
ダンジョンの建設
詳しくはこちらを読んでほしいのですが、ここでは新たな仲間が増えます。
それが、魔王ラミリスです。
アニメ2期の人魔会談(クレイマン討伐の作戦会議)でラミリスが迷宮の入り口を作るといって断られていましたが、アニメ3期では実力行使に出ます。
闘技場建設予定地に小屋を建てて占拠したのです。
ただ、その小屋は迷宮の入口に過ぎなかったので今にも崩れそうでした。
当然ですが、リムルは立ち退きを求めます。しかし、小屋の中を見たリムルはその求めを取り下げました。
「ラミリスのスキルを使えばテンペストの目玉施設が作れる」
そう考えて、ラミリスのテンペスト移住と地下迷宮(ダンジョン)建設を許可しました。
そして、設計運営をラミリス・経営をミョルマイルが担当して、その上にリムルがいる態勢を作り上げます。
ダンジョンのラスボスにはヴェルドラを任命。そうすることで、ヴェルドラの魔素暴走を防ぎつつダンジョン中に魔素を充満させることができるようになりました。
各種族との謁見
テンペストの開発や招待客の来訪が進む中で、ジュラの大森林の全種族代表者たちが到着しました。
まずは、リザードマンなど友好的な種族から謁見が始まりました。
この時に、ガビルの勘当が解かれることになります。
その後はエルフなどの弱小種族の謁見を受けますが、この時にエルフ美女をテンペストに呼ぶことに成功しています。
そして問題なのが、高位の魔物たちです。
牛頭族と馬頭族は、シオンの力を知ってリムルに臣従したのですが、一番厄介だったのがテング族代表代理のモミジでした。
彼女は、ハクロウの隠し子で魔導王朝サリオンとの国境のを領地としていました。
リムルとしては、サリオンとの通路開拓のためにトンネル工事の許可を要請。
全権代理のモミジは、条件付きで許可を出しました。
その条件というのが……
ベニマルと結魂させてほしい。
これには、リムルが答えるわけにもいかず保留となりましたが、断ろうとしたベニマルにハクロウが起こっていたので跡が楽しみです。
開国祭の前夜祭
謁見式が終わると、開国祭開幕前の最終確認がされて、その後は来賓を対象とした前夜祭が開かれます。
そこで出されたのは、海なしのテンペストにはないはずの刺身やお寿司。
ただ、その魚が凶暴な見た目だったことや生食文化ではなかったことなどから、王侯貴族は箸を付けようとしません。
そこで、元日本人のユウキやヒナタが試食。
その様子を見た王侯貴族が食べて絶賛していました。
そんな楽しい前夜祭に、とんでもに招待客が登場します。
魔導王朝サリオンの天帝エルメシアです。
一生で会えるかどうかという文字通り雲の上の存在が、わざわざテンペストに来たことで、前夜祭会場は大混乱。
来賓の多くは、本国に報告したりエルメシアに挨拶したりと大忙しですが、当のエルメシアはリムルやガゼル王と仲良くしています。
その後は、魔王ミリム一行が来訪しました。
そこで、リムルやシュナはかねてより依頼があったミッドレイへの料理を提供。
ミッドレイの考えることに成功して、ミリムは大いに喜んでいます。
その後もシュナや吉田氏監修の料理などで盛り上がり前夜祭は終わりました。
開国祭本番
前夜祭が終わると、翌日から開国祭が始まります。
ここでは開国祭の目玉イベントをいくつか紹介します。
詳しい解説は下のリンクから関連記事をお読みください。
開国祭1日目
開国祭1日目では、音楽発表や技術発表をメインに行っています。
音楽発表では戦闘に不向きで厄介者扱いされていた魔物たちで結成した音楽隊の演奏やシオン&シュナによる踊りが披露されました。
その場にはメイドとして魔王ルミナスも来ており感動して今いた。
これがきっかけで、ルべリオスとテンペストで文化交流が行われるようになるのですが。それは別のお話。
その後はガビルとベスタ―の研究発表やクロベエとカイジンの技術発表が行われて来賓を大いに驚かせていました。
開国祭2日目&3日目
2日目と3日目では、1日目の予選で勝ち進んだ8人による武闘大会本戦が開幕します。
謁見式で見解していた牛頭馬頭(ゴズールとメズール)や勇者マサユキ、ゴブタやゲルドなど種族や出身は関係なく参戦していましたが、結果的にテンペスト代表のゴブタが優勝。
これによって、空席だった四天王最後のひとりが決定しました。
3日目の午後には、リムルとマサユキが会食をして仲を深めています。
開国祭3日目後半
武闘大会や会食を終えると、ついにラミリスの地下迷宮のプレオープンです。
ソーカが司会を務めてミョルマイルが実験台としてアイテムの紹介をして、ついにお試し攻略が開始。
冒険者の中にはマサユキ一行やエレンたちなど比較的リムルの友好的なパーティがいましたが、その他の冒険者は暴走して退場したり攻略失敗しています。
開国祭の裏で起きた事件と悪だくみ三人衆の結成
ここまで、開国祭の表の顔を見てきましたが、ここでは開国祭の裏で起こっていたテンペストの危機とそれよってもたらされた関係を見ていきましょう。
ロッゾ一族の策略
その事件というのが、支払い不履行の危機。
通常の商取引であれば、便宜上は何で支払っても大丈夫なのですが、西方諸国を束ねるロッゾ一族の策略で、原則的な支払方法であるドワーフ金貨による決済が求められました。
少額であれば問題ないのですが、開国祭に掛かった経費全てとなるとすぐには用意できません。
用意するには、ファルムス王国からの賠償金である星金貨を金貨に両替する必要があります。
その時に手を貸してくれたのが、金貨の生産国ドワルゴンのガゼル王とサリオンの天帝エルメシア。
ガゼル王はすぐに本国に金貨を用意させて、リムルが取りに行きました。
足りない分は、エルメシアのポケットマネーで即両替してくれました。
その結果、商人の支払いは期限内に完了。
商人たちは、嫌がらせの代償としてテンペストでの取引が禁じられました。
悪だくみ三人衆
この事件の最中に、リムルとエルメシアが仲良くなりました。
それに加えて、財務を預かるミョルマイルも仲間に加わってグループが誕生しました。
それが“悪だくみ三人衆”
後に裏世界や経済を支配する組織を作ることになる3人組がこの時結成しています。
おまけ:アニメ3期「魔都開国編」PV
まとめ
以上で、開国祭のまとめは終わりです。
かなりザックリとした流れでしたが、ネタバレを防ぎつつ短めに済ませるとこうなってしまいました。
3ヶ月以上にわたって領土掌握編と魔都開国編が放送されるので、あなり細部まで描かれる可能性があります。
楽しみましょう。
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