アニメ3期の放送が迫る「転スラ」こと「転生したらスライムだった件」で、一般的に最強と呼ばれている集団。
それは魔王です。
魔王と言ったら、ファンタジー世界のラスボス的存在ですが、転スラではちょっと違います。
転スラにおける魔王は、世界の調停者としての役割を持っており、物語開始当初は10人いました。
どうして2人も減ってしまったのか。名前の由来とは。
今回は、その辺を解説しつつ、オクタグラムの面々を紹介していきます。
オクタグラムの前身——十大魔王
まずは、オクタグラムになる前の十人体制の魔王(十大魔王)をご紹介します。
彼らの多くは、そのままオクタグラムのメンバーとして魔王を続けていますが、一部は魔王職を辞したり討たれたりしてメンバーから外れてしまいました。
以下は、十大魔王のメンバーです。
- ギィ・クリムゾン
- ミリム・ナーヴァ
- ラミリス
- ディーノ
- ダグリュール
- ロイ・ヴァレンタイン(ルミナスの代理)
- レオン・クロムウェル
- フレイ(×)
- カリオン(×)
- クレイマン(×)
名前の後ろに×がついているキャラクターは、オクタグラムに参加できなかった魔王です。
詳しいキャラクター解説は、別記事でまとめますのでしばらくお待ちください。
オクタグラム誕生物語
十大魔王についてざっくりでも分かったところで、どのように八星魔王(オクタグラム)になったのか。
誕生物語を見ていきましょう。
この物語は、原作小説6巻の内容になりますが、今回は転スラ初心者の方にも分かるようにアニメ版を基に見ていくことにします。
詳しく知りたいという方は、原作小説を読んでみてください。
始まりはミリム事件
オクタグラム誕生を語るには、スタートをどこに置くかが難しいのですが、直接的に関わっているミリム事件からお話しましょう。
事件が起きたのは、ミリムがテンペストを去った後の事。
テンペストを出たミリムは、ラミリスなどの他魔王にリムルとのことを語る旅をしていました。
そんな中、訪れた魔王フレイの城で事件が起きました。
フレイが、ミリムに呪具を装着。
その瞬間、ミリムはすべての行動を止めました。
どうしてそうなったのか。
それは、フレイの裏にいる魔王クレイマンの陰謀によるもの。
オクタグラムになれない魔王たちは、オクタグラムの魔王より格が下の魔王種にすぎません。
一方のオクタグラムは、全員が真なる魔王に覚醒しています。
クレイマンは、真なる魔王に覚醒するために陰謀を巡らせていました。
オークディザスター事件やファルムス王国の侵攻がそれです。
しかし、その陰謀をことごとくリムルに潰されて焦りを覚えたクレイマンが、さらなる陰謀を企てます。
それが、ミリムを使った獣王国襲撃とその後の侵攻。
獣王国とは、魔王カリオンが治める獣人の国ユーラザニアのこと
本来は、魔王の国にセンスを仕掛けることはご法度。
でも、クレイマンは色々と理由をでっちあげて、リムルにカリオンを攻撃させました。
それによって、魔王カリオンは消息不明、ユーラザニア首都ラウラは壊滅してしまいます。
リムルがこの事件を知ったのは、ファルムス王国軍を全滅させて、真なる魔王に覚醒した後。
避難してきた獣王国の獣人たちの代表(三獣士)からの説明で状態を把握したリムルは、避難民の支援とクレイマン討伐を決定します。
しかし、この時分かっているのはフレイとミリムとクレイマンがユーラザニアを攻撃しただけ。
侵攻計画までは分かっていません。
すぐさま会議を開くのですが、そこに来客(ガゼル王やエラルド公爵ら)によって国際会議に発展。
その結果、追加でファルムス王国打倒後の新国家樹立や魔導王朝サリオンとテンペストとの国交樹立、西方聖教会対策が決まり、いよいよクレイマンを相手しようとした時です。
ソウエイら隠密部隊が、クレイマンの軍勢を捕捉。
その目的地がユーラザニアだと知り、三獣士は激怒。すぐにでもユーラザニアに戻ろうとしていましたが、それを制止してリムルはクレイマン軍に対抗する軍隊を組織。
この軍隊が、テンペストの正規軍となります。
ワルプルギス開宴
クレイマン軍への対応を済ませたリムルは、シオンとランガを伴ってワルプルギスに向かいます。
本来は、魔王ではない者が参加することはありませんが、ラミリス経由で申請したところ参加が認められました。
今回のワルプルギスで議論される議題に関係しているからということもあるかもしれません。
その議題というのが、魔王を僭称するリムルに対して十大魔王として征伐が必要かというもの。(言い方は地位がいますが、おおよそこんな議題です)
魔王たちが席に着いたところで、ワルプルギスは開宴しました。
最初こそ、クレイマンとリムルの口論でしたが、ヒートアップするにつれてクレイマンの卑怯さが浮き彫りに。
そのやり取りを見ていたリーダーの魔王ギィからこんな提案がありました。
クレイマンとリムルが戦って、クレイマンに勝てばリムルに魔王の称号を与えるという提案です。
リムルにとっては、またとない提案。
もちろん双方ともこの提案を受け入れます。
こうして始まった戦闘。
クレイマンとその配下&ミリムVSリムル・ランガ・シオン+途中参戦のヴェルドラ
結果は、リムルたちの圧勝。
途中で、ミリムはクレイマンを欺くために支配されたふりをしていたことが判明しリムル方に付きました。
敗北したクレイマンは、リムルのアルティメットスキル【暴食之王】によって消滅させられます。
これによって、リムルは魔王として正式に認められました。
しかし、これだけだとクレイマンとリムルが入れ替わっただけで、人数自体は10人のまま。
ミリムとゆかいな仲間たちの結成
クレイマンが消滅してすぐに、通常のワルプルギスが再開しました。
開催理由となった議題は、クレイマンの消滅と共に解決となったので、これからはフリータイムです。
そこで最初に発言したフレイが放った衝撃発言が、オクタグラム結成に大きく関わっています。
それが、ミリムの配下となるので魔王の地位を返上するといった発言。
その理由として、空中戦では無敗であっても地上戦では歯が立たないと思い、そんな自分が魔王でいてはいけないと思ったのでしょう。
それに加えて、クレイマンの領地を管理するミリムを補佐したいということも理由としてあるのでしょう。
そんなフレイに同調する魔王がもうひとり。
ミリムに国を荒らされて、フレイのもとに匿われていた魔王カリオンです。
カリオンは武闘はの魔王であり、ミリムに惨敗したことで彼女の軍門に下ることを決めました。
その申し出をミリムは渋々受け入れ、魔王ギィが2人の魔王の地位を剥奪。
こうして、フレイとカリオンが去ったことで、魔王は8人になったのです。
そのことをツッコんだリムルが、八星魔王(オクタグラム)と名付けました。
オクタグラムの魔王たち
- ギィ・クリムゾン
- ミリム・ナーヴァ
- レオン・クロムウェル
- ルミナス・ヴァレンタイン
- ラミリス
- ダグリュール
- ディーノ
- リムル・テンペスト
ギィ・クリムゾン
- 声優:石田 彰
- 称号:暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)
- 種族:悪魔族・悪魔公(原初の赤)
- 出身:白氷宮
ミリム・ナーヴァ
- 声優:日高 里菜
- 称号:破滅の暴君(デストロイ)
- 種族:竜人族(ドラゴノイド)
- 出身:忘れられた竜の都
レオン・クロムウェル
- 声優:福山 潤
- 称号:白金の剣王
- 種族:人魔族(デモンノイド)
- 出身:黄金郷エルドラド
ルミナス・ヴァレンタイン
- 声優:Lynn
- 称号:夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)
- 種族:吸血鬼(ヴァンパイア)
- 出身:神聖法皇国ルべリオス
ラミリス
- 声優:春野杏
- 称号:迷宮妖精(ラミリンス)
- 種族:妖精族(ピクシー)
- 出身:精霊の棲家➡ジュラ・テンペスト連邦国
ダグリュール
- 声優:小山 力也
- 称号:大地に怒り(アースクエイク)
- 種族:巨人族(ジャイアント)
- 出身:不毛の大地
ディーノ
- 声優:小林 裕介
- 称号:眠る支配者(スリーピング:ルーラー)
- 種族:堕天使
- 出身:住所不定
リムル・テンペスト
- 声優:岡咲 美保
- 称号:新星(ニュービー)
- 種族:魔粘性精神体(デモンスライム)
- 出身:ジュラ・テンペスト連邦国
番外編:元魔王の3人
- クレイマン
- フレイ
- カリオン
クレイマン
- 声優:子安 武人
- 称号:人形傀儡師(マリオネットマスター)
- 種族:妖死族(デスマン)
- 出身:傀儡国ジスターヴ
フレイ
- 声優:大原 さやか
- 称号:天空女王(スカイクイーン)
- 種族:有翼族(ハーピィ)
- 出身:天翼国フルブロジア
カリオン
- 声優:内匠 靖明
- 称号:獅子王(ビーストマスター)
- 種族:獣人族
- 出身:獣王国ユーラザニア
おわりに
オクタグラムの紹介は以上になります。
今後も、転スラの情報を中心になろう系アニメなどについて発信していきますので応援よろしくお願いします。