小説家になろうから生まれた大人気作「転生したらスライムだった件」こと転スラ。
転スラには、様々な魔物たちがと登場します。
オーガのベニマルやシオン、オークのゲルド、悪魔のディアブロ、暴風竜ヴェルドラなど多く戦闘シーンで活躍するようなキャラが多いですが、シュナやカイジンなどの戦闘以外で活躍するキャラクターも大勢います。
今回紹介するのは、戦闘キャラであり非戦闘シーンでも活躍するホブゴブリン。
その名もゴブタ!
ムードメーカー的なキャラですが、初対面のガビルに勝つなど戦闘においても活躍しています。
今回は、そんなゴブタを特集していきたいと思います。
基本情報
ここではまず、プロフィールやステータスを見ていきます。
プロフィール
- 種族:ホブゴブリン
- 出身:リグルドの村→魔国連邦
- 称号:リムル四天王・ゴブリンライダー隊長
- 声優:泊明日菜
ステータス
存在値は2万弱
スキル
- 影移動
- 同一化
- 賢者
- 魔狼召喚(オレニチカラヲ)
魔法
- 水氷大魔槍
耐性
- 毒耐性
異質なホブゴブリン:ゴブタ
ゴブタは、リグルドが村長をしている村出身ですが、リムルに名付けされても唯一姿を変えなかった異質のゴブリンです。
また、主人であるリムル様に馴れ馴れしく話したり、一緒に夜の店(夜の蝶)や街に遊びに行っていました。
楽しいことが好きなリムルですから、馴れ馴れしく話されても気にしないと思いますが、牙狼族から村を救った命の恩人を前にしても自分を貫くのは特殊でしょう。
毒耐性獲得の巻
この他に、面白いエピソードとして「シオン料理で毒耐性獲得」があります。タイトルは私が付けましたが、転スラ好きの方なら画像とタイトルで大体わかるでしょう。
これは、シオンたちオーガが臨時配下になって間もない頃のこと。
リムルのために初めて料理を作ったシオン。
ベニマルやハクロウの様子から料理の異常さは分かっていたものの、実際にジャイアン風の料理を前にして生き残り策を探すリムルに、大賢者さんが助言したのが……
不意打ちでゴブタの口にシオン飯を入れる。
この作戦は見事に成功。
ゴブタは泡を吹いて倒れて、危険性を知ったシオンに「毒見役ベニマルの許可を受けてから料理を出すこと」と命じて危機を脱します。
ここまでは普通に不幸な話ですが、ゴブタの異常性はその後判明します。
なんと、オークの脅威の最前線にあった湿地帯を治めるリザードマンが同盟相手を探してリムルを訪ねてきた段階で毒耐性を手に入れていたのです。
毒見役に任命されたベニマルが毒耐性を獲得したと分かるのが、アニメ2期の魔王覚醒後であることを考えると、ゴブリンの中だけではなく魔物の中でもかなり特殊だと分かります。
ゴブタの強さ
強さの指標となるEP(存在値)は、2万弱とAランク最弱クラスではありますが、格上にも勝つ事があり存在値は参考値にすぎません。
アニメ1期では初登場のガビルや晩御飯のナイトスパイダー(Aマイナスランク)に勝利していますし、アニメ2期ではリグルやゲルドがいましたが人間の軍隊にも圧勝しています。
また、勝利とまではいかないまでもアルビスとヤムザの戦いの助太刀をして少しのだけ一騎打ちをしていました。
どれも、当時のゴブタからしたら格上と言える相手(人間はおそらく格下か同格)でしたので、それだけでも強さは分かると思います。
ゴブタを育てたハクロウ
ゴブタの強さはどこから来るのか。
それは、リムルやドワルゴンの国王ガゼルの師匠ハクロウのよって育てられたから。
武装国家のドワーフ王や最強魔王を育てたハクロウによるスパルタ修行を受けてもなお、あの性格を変えずに逃げることなく修行を受け続けているゴブタ。
その結果、リムルやハクロウが認めるほどに強くなりました。
途中から修行に参加することになった獣王国のグルーシスや英雄ヨウムは、その修行の厳しさにゴブタたち古参の弟子を褒めちぎっています。
ゴブタとしては、ハクロウに一矢報いるためという目的はありましたが、そのおかげでアニメ3期では4人しか選ばれない称号を貰うことになります。
ゴブタの称号
ゴブタには役職としての称号と大会優勝の賞としての称号を持っています。
役職称号:ゴブリンライダー隊長
役職としては、ゴブリンライダーの隊長です。
ゴブリンライダーとは、ハクロウに育てられたホブゴブリンを中心に構成された精鋭遊撃部隊。
個としてはそこまで強くないホブゴブリンやスターウルフでも、機動力やゴブタの指揮によって精鋭部隊となりました。
テンペストの体制が整ってくると第1軍団の軍団長にもなっており幹部の中でもかなりの地域います。
四天王最弱のゴブタ
もうひとつの称号が四天王。
これについては、アニメ3期のネタバレになるのでご注意を。
詳しい解説は下記の関連記事にあるのでここではさらっと行きます。
テンペスト開国祭の目玉「武闘大会」に幹部代表としてだれを出すかを決める会議で名乗りをお上げたのが下記の3人。
- ベニマル
- シオン
- ディアブロ
最終兵器クラスの彼らを出してしまうと会場や観客が無事では済まない。それに、簡単に手の内を見せるわけにもいかない。
でも、出場させないかわりに何か理由を用意しないといけない。
そこで誕生したのが“四天王”
ベニマルたちは、四天王になる代わりに参加を辞退。
最後の1枠をかけてゲルドやゴブタが参戦して、優勝したゴブタが四天王になりました。
まとめ
ゴブタは、女の子好きでムードメーカー的なキャラではありますが、かなり強くフットワークが軽い有能な幹部です。
だからこそ、イケメンでも美人でもない上に中心的なキャラという訳ではないにも関わらず大人気です。
アニメ3期以降もかなりいい役回りをしているので是非注目してください。