転生したらスライムだった件(以下.転スラ)の主人公リムルの配下の中には、様々な種族の魔物が存在します。
- ゴブリン:リグルド、ゴブタなど
- 牙狼族:ランガなど
- ドワーフ:カイジンなど
- 大鬼族(オーガ):ベニマルなど
- オーク:ゲルドなど
- リザードマン:ガビルなど
その中でも、最強クラスの種族がベニマルに代表されるオーガです。
オーガと言いましたが、リムルの配下となって名付けを受けた際に鬼人族に進化したので、ここからは、解説上で必要な時以外は鬼人族と呼びます。
鬼人族が最強だという理由
まずは、テンペストにおける鬼人族が最強と言える理由から解説します。
注意:単純な強さでいったらディアブロなどの原初の悪魔が最強ですが、そういった特別な存在ではない魔物の中での最強という意味で解説しています
簡単に理由をまとめました。
考えられる理由は以上3つです。
順番に解説していきましょう。
軍事の要職に就いている
軍事を預かるのは、オーガの里の次期頭領で今は侍大将のベニマル。
さらに、指南役にはベニマルやリムルに剣を教えたハクロウ。
シオンやソウエイも自らの軍団を持っています。
オークキングのゲルドやドラゴニュートのガビルといった他種族も軍団を持っていますが、彼らは侍大将ベニマルの指揮下にいます。
これだけの権力を持つ種族が弱いはずがありません。
元は傭兵種族
元々、オーガは他種族や国家に雇われる傭兵をしていました。
なので、対人戦経験は他の種族よりも豊富であり、傭兵として活躍できるように鍛えていることもあって、強さもあります。
一方で、ゴブリンやオーク、リザードマン(ドラゴニュート)は、ジュラの森での狩猟採集で生活しており戦闘経験はあまりありません。
その点においても、最強と言えるかもしれません。
各分野のエキスパート
鬼人族は、魔物の種族には珍しく戦闘力だけでなく手先や頭脳も優秀でした。
主君リムルとしても、その能力にあった人員配置をしています。
- ベニマル:戦略や戦闘力など
「侍大将」 - シュナ:料理や手芸など、ベスタ―に倣ってマナー面も師範級
「巫女姫・マナー講師・総料理長・ファッションデザイナー」 - クロベエ:鍛冶師
- ハクロウ:剣術など
「剣術指南役」 - ソウエイ:隠密
- シオン:戦闘など
「リムルの第一秘書」
彼らの中には、直属の部下を抱えていたり教え子がいたりして、テンペストの人材育成にも一役買っています。
東の帝国との戦争や天魔大戦などの戦乱の時代では現役で働きまくりますが、リムルの方針で鬼人族たちを含む幹部は表舞台から離れる予定です。
そうできるほど、鬼人族たちは教えるの応力にもたけているのです。
鬼人族とリムルの出会い
リムルと鬼人族との出会いが描かれているのは、書籍版2巻「森の騒乱編」、アニメ第9話「大鬼族の襲撃」です。
詳しくは書籍やアニメを見てほしいですが、ここではその内容をザックリ要約した内容をストーリーに沿って解説していきます。
注意:この解説は、ストーリーに沿って話をするため、オーガと鬼人族の両方の名称を使います。
里の滅亡
鬼人族の6人は元々、オーガの里に住むオーガでした。
そこでは、仲の良い友達として楽しく暮らしていました。
本来ならば、この仲良し6人組だけではなく、オーガ全体がこれまで通りの生活を送り続けるはずでだったのに……
事態が動いたのが、仮面の魔人が現れてから。
仮面の魔人(ゲルミュッド)は、自分が属する組織(中庸道化連)の言いなりとなる魔王を生み出す工作のため、強い魔物をスカウトしていました。
その中で白羽の矢が立ったのがオーガです。
しかし、オーガの頭領をはじめとするオーガ側は魔人の誘いを拒絶します。
この時は、激怒しながらも魔人は帰っていきました。
事件が起きたのはそれから間もなくのこと。
オークの大軍が突如としてオーガの里を強襲してきたのです。
普通ならば、オークとオーガでは格が違いすぎるので、大勢であっても攻めてくることはありません。
ではなんで攻めて来たか。
その裏には、例の魔人や彼が属する組織が絡んでいました。
その上、オークの中でもユニークモンスターに分類されるオークキングが率いていることも関わっています。
しかし、いかに統率が取れたオークの軍団とはいっても、オーガが負けることはないはずです。
でも、オーガの里は滅んでしまいました。
なぜか。
それは、オーク軍を差し向けた組織から助っ人の魔人が送り込まれていたからです。
そのお魔人たちが、頭領などの強いオーガを倒して回っていたため、数で勝るオークに負けてしまいました。
オーガVSリムル
生き残った6人のオーガは、魔人やオークへの復讐を誓い、ジュラの森を彷徨っていました。
そこで出会ったのが、食料調達に出ていたランガやゴブタなどのリムルの配下。
殺気立っているオーガたちは、問答無用でゴブタたちを攻撃。戦闘に発展してしまいました。
リムルの名付けで強くなったとはいえ、殺気立ったオーガには敵わず、戦闘らしい戦闘をしていないランガ以外は破れてしまいました。
そんな中、思念伝達でSOSを受け取ったリムルが駆けつけてきます。
その姿を見て、オーガたちはさらに殺気立ってリムルに襲い掛かりました。
その理由は、リムルが仮面を付けていたから。
これは、リムルの村を訪れた冒険者シズさんから受け継いだ仮面です。
効果や着用時の姿を見ていた時に呼び出しがあったので、そのままの格好で来てしまいました。
オーガたちは、その姿を見て里を滅ぼした魔人と誤解して攻撃したのです。
術を使うシュナは戦闘に参加しませんでしたが、残りの5人は一斉にリムルに襲い掛かります。
5対1ではありますが、大賢者の演算能力などを駆使して次々とオーガたちを無力化。
残るはリーダーのベニマルのみとなったところで、リムルが奥の手を発動しました。
それが、自らの魔素のみで形成する黒炎です。
ランガによって牽制されていたシュナが、その力を理解し、兄であるベニマルを説得。停戦に導きました。
その後は、リムルの説明もあって誤解が解けて和解が成立します。
配下入り、そして鬼人族への進化
和解した後に、村での宴へ招待されることとなったオーガたち。
そこで、里が滅ぼされた経緯を説明したところ、その場にいたリグルドやカイジンといって魔物についての知識がある者は、みんな驚愕してベニマルの話に耳を傾けます。
もちろん、リムルもその話を聞いており、オーガたちの境遇を哀れみ、とある提案をしました。
オークや魔人への復讐を果たすまでの間、リムルの配下らないか。
その代わり、衣食住の保障はする。
傭兵業をしていたオーガにとっては、強い主を得られるのは喜ばしい事。
しかし今回の提案は、オーガたちにとって復讐の先延ばしを意味しており、即答できるものではありませんでした。
仲間から一任されたベニマルは、リムルの提案を受け入れて配下に加わります。
そしてすぐ、オーガ全員が集められて名付けが行われます。
そうしてオーガから進化して誕生したのが、鬼人族です。
その後は、魔王に進化したオークディザスターのゲルドや里を滅ぼした魔人ゲルミュッドを討伐して復讐を果たし、正式にリムルの配下になりました。
鬼人族の6人
鬼人族愛嬌の理由やリムルとの出会いが分かったところで、鬼人族の面々を紹介していこうと思います。
- ベニマル
- シュナ
- シオン
- ソウエイ
- ハクロウ
- クロベエ
それではまずはベニマルから。
シオン
ハクロウ
クロベエ
おわりに
以上で、鬼人族についての解説は終わりです
今回、参考にした書籍はこちら
今後も、転スラについての情報を発信しますのでよろしくお願いします。