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【なろう豆知識】中世ヨーロッパっていつのこと?知ってるようでよく知らない中世ヨーロッパ入門

歴史

 異世界と言えば、真っ先に思い浮かべるのは中世ヨーロッパではないでしょうか?

 確かに、多くの作品は自称中世ヨーロッパの世界観を舞台としています。
 しかしながら、その多くはギリギリ中世か近世の世界が舞台となっています。

 では、そもそも中世ヨーロッパとはいつからいつを指しているんでしょうか。
 今回は、そんな中世ヨーロッパについての前提知識を解説します。

 中世ヨーロッパは、一言で言えば戦乱の時代です。
 それだけに、すべてを語るとなると本一冊分以上のになってしまうほどです。
 ですから、今回はアニメやラノベを楽しむ上で必要な“中世ヨーロッパとは何か”が分かる入門編としています。

参考文献

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中世ヨーロッパはいつから始まった?

 そもそも中世ヨーロッパはいつから始まったのでしょう。

 結論から言うと、西ローマ帝国の滅亡をもって中世ヨーロッパが始まったとされています。
 年号でいうと476年です。

 西ヨーロッパは、異民族(ゲルマン人)が多く入り込んでおり、ゲルマン大移動がトドメとなって滅亡しました。
 しかし、東ローマ帝国はビザンツ帝国と改名してコンスタンティノープル(元イスタンブール)を首都としています。

中世ヨーロッパと終わりは諸説あり

 では逆に、中世ヨーロッパはいつ終わったのでしょう。

 この点については、諸説あり1492年〜1517年までの間とされています。

 その中で、3つの説を紹介します。

  • 1492年:コロンブスによるアメリカ大陸発見(大航海時代)
  • 1453年:コンスタンティノープル陥落(ビザンツ帝国の滅亡)
  • 1517年:宗教改革

 どれも世界史的大事件です。
 個人的には2つのローマ帝国が滅んだタイミングを時代の転換点にすることが好きですが、今回はあくまでも1500年頃に中世ヨーロッパが終わったのだと覚えておいてください。

中世ヨーロッパを代表する国々

 次は、中世ヨーロッパで活躍した国を紹介します。

イングランド王国(現イギリス)

 最初は、今でも存在しているイングランド王国。
 サッカーなどの国際大会では、イングランドの代表選手がいたりしますね。

 この国は、フランスの大貴族ノルマンディー公が北に侵攻したことで生まれた王国です。
 フランス貴族の領地の国だったイングランドは、一時期フランスの半分以上を領有していた大国です。

フランク王国

 西ローマ帝国の後継国ともいえるのが、カール大帝(シャルルマーニュ)で有名なフランク王国。

 フランスとドイツの祖となる国です。一部ではイタリアの元になっていると言われていますが、フランク王国が領有していたのは、イタリアのかなり北の方のみで、ほとんどは都市国家や小さな王国。

 カール大帝の頃にはローマ教皇に領地を寄進して教皇領が成立しています。

 そして、フランク王国は2つの国に分裂しています。

フランス王国

 初期のフランス王国はパリ周辺の領主でありフランスの名手でしかありませんでしたが、ジャンヌダルク登場以降は、王権が強くなって絶対王政へと進んでいきます。

神聖ローマ帝国

 この国は、歴史好きの間では『神聖でもローマでも帝国でもない国』として有名です。

 それというのも、ローマ帝国という名前は代々の王が西ローマ皇帝の冠をローマ皇帝からもらっていたから。
 でも、手続きが面倒くさくて世襲制にしたり儀式を無くしたりしました。

 そして、最終的には内乱や対外戦争で衰退して自然消滅してしまいました。

ビザンツ帝国

 ビザンツ帝国は、東ローマ帝国とも呼ばれる正統なローマ帝国です。

 ギリシャ正教を国教にしていたり常備軍を持っていたりと他の西ヨーロッパ諸国よりも国力がありました。
 しかし、東からの脅威(イスラム勢力)との戦いで衰退して、最終的にオスマン帝国の侵攻で滅亡しました・

まとめ

 中世ヨーロッパは、日本でいうところの飛鳥時代よりも前からから始まって戦国時代まで続いています。
 だからこそ、中世ヨーロッパといっても前半と後半で街並みや政治体制なども大きく変わっています。

 今回の記事は、あくまでも「中世ヨーロッパって本当にこういう世界なのかな?」と思っている方のお参考になればと思い描いた超基本的なもんですので、気になった方は書籍をご購入したりご自分でより詳しく調べてみてください。

参考書籍

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