2024年4月より放送の転生したらスライムだった件のアニメ第3期。
今回のお話は、大きく2つの話が放送されます。
それが魔国連邦VS西方聖教会とテンペスト開国祭です。
この二つのストーリーについては、ネタバレ含めてすでに書いてありますので、今回はアニメ勢の肩書になりそうなキャラクターとその出身地について話していこうと思います。
それが、冒険者エレンや大公爵エラルドがいる魔導王朝サリオンとその君主たる天帝エルメシアです。
魔国連邦や武装国家ドワルゴンなどよりは目立っていませんが、転スラ世界にはかなり重要な国であり、エルメシアに至っては、紙に等しい存在とされています。
アニメにあまり出ていないのにどうして重要なのか。
それは、建国以来エルメシア1代で治めている大国だから。
今回は、謎が多い魔導王朝サリオンを徹底解説していきます。
魔導王朝サリオンとは
魔導王朝サリオンは、十三王家を束ねた帝国です。
サリオンの都は、王家が治める領地より上にある“神樹に抱かれた都市(エルミン・サリオン)”
人口は1億人に加えて自由民が2千万人。
十三王家には、自治権が認められているものの軍事権はない。
それに加えて、王家がエルメシアに忠誠を誓っていることもあって、反乱や内乱は一度も起きていない。
また、サリオンは西方諸国とジュラの大森林(魔国連邦)とのみ国境が接しており外敵がいませんし領土的野心もないので、戦争も起きません。
サリオンの政治体制
サリオンは、天帝エルメシアを頂点とした王朝国家です。
中国王朝に似た、王家の上に皇帝(天帝)を置く体制ではありますが、王家には名ばかりの自治権が認められているだけで、実権はエルメシアが握っています。
軍隊も中央の“魔法士団(メイガス)”が主戦力として諸外国への抑止力になっています。
※ちなみにメイガスは聖騎士団(おそらくヒナタは除く)に匹敵する戦力と言われています。
ただ、エルメシアは面倒くさがりで政務をあまり行わない。
なので、大公爵で十三王家筆頭のエラルドが調整役として王家に指示などをしている。
サリオンと関係が深い小国:ウルグレイシア共和国
厳密にはサリオンに囲まれている独立国ですが、サリオンとのつながりが深いのでサリオン内の国と言いました。
どうして、サリオン以外にこの国を紹介するのか。
それは、アニメ1期で出ていた精霊の棲家がある国だから。
首都はガルート。1千万人未満の人口を持つ小国ではありますが、サリオンとだけ交易していることもあって問題なく存続できています。
また、国民全員が精霊魔法に長けた“呪術師”という特殊な国。エルフ国家サリオンの近くであり精霊の棲家がある国ならではですね。
魔法を使った農耕が盛んで、農作物などでサリオンと交易をしています。
サリオンと魔国連邦の関係
ここからは、リムルが治める国ジュラ=テンペスト連邦国(以下、テンペスト)と魔導王朝サリオンの関係を見いていきましょう。
国交樹立
サリオンの人との関係でいえば、ブルムンド王国の冒険者エレンたちがいますが、彼女たちはあくまでもブルムンドの冒険者ということにしておきましょう。
公式にサリオンからの使者が来たのは、リムルが魔王に覚醒した後に行われた国際会議。
そこに登場したのが、天帝の代理兼エレンに会いにきた大公爵エラルド・グリムワルド。
乱入する形で会議に参加したエラルドは、リムルの話を聞いて魔国連邦tの国交樹立を希望。
それをリムルが受け入れて、魔国連邦とサリオンの国交が樹立。
その後は、ヨウムが王となる新ファルムス王国(ファルメナス王国)の承認などで会議が終わりました。
エラルドの失策
エラルドが魔国連邦にいた時にとある契約がサリオン魔国連邦間で結ばれるのですが、それが天帝から叱られる失策でした。
その内容が、魔国連邦とサリオンの間で道路を敷設するというもの。
それだけならば、双方に利があることですが、問題なのは敷設する人員や資金の出どころ。
リムルの提案で、全て魔国連邦持ちで行われることに。
その代わりとして、サリオンは魔国連邦に道路使用料を払うことになります。
一見すると、サリオンの方がメリットが大きいと思われますが、100年単位や1000年単位という超長期的にみるとサリオンが損をします。
代替わりを待とうにも、真なる魔王に覚醒したリムルに寿命がないため、この契約は永久に変更できないということになります。
帰国後に、天帝エルメシアへ報告してその点を突かれてエラルドは叱られましたが、それと同時にリムルに興味を持ったエルメシアが魔国連邦に行くきっかけとなりました。
余談ですが、勝手に魔国連邦に行ったことに起こったエルメシアによって一時的に対魔国連邦の予算が凍結しました。
天帝エルメシア・エルリュ・サリオン
サリオンの国家元首であり、神の子孫を自称する天帝。
長命なエルフの中でも2000年以上も生きている長寿。
長寿でありながら、年齢のことを言われるのは嫌いらしいです。
同じ大国のガゼル王が口を滑らせようとすると、その場の空気が一変していたのでマジでやばいです。
配下の王家からは冷酷非情と言われているけど、それは王家の仕事が雑だったり怠慢によるところが大きい。
エルメシアは魔王級に偉い
エルメシアは、2000年以上前のサリオン建国当初から君臨する天帝。
長く君臨している分、西方諸国にとっては文字通り神にも近い存在です。
さらに、気ままな性格によって面会希望も通りにくい。
中には、生涯で1度も面会できなかった王もいるほど。
あのガゼル王でも、面会には申し込みからかなりの時間を有するのです。
そんな天帝ですから、諸外国からすれば神ルミナスや魔王に匹敵するレベルの偉い人と思われるのも当然でしょう。
開国祭でのエルメシア
続いては、アニメ3期の後半で放送される開国祭でのエルメシアについて語っておきます。
エラルド宛に届いた招待状を持って開国祭前夜祭に登場したエルメシア。
そこで、魔国連邦や魔王リムルのことを知り別日にリムルとの面会ヲ希望します。
そうして実現したのが、リムル・ガゼル・エルメシアの三者会談。
そこでは、エルメシアが下記の要求をします。
- 面白い催し物がある時は誘うこと
- 星金貨(最高額通貨)と金貨の両替
断ろうとするリムルに対して、ガゼルがエルメシアの恐ろしさを説いたことで、その二つが受け入れられました。
それによって、魔国連邦の経済的な信用は維持されました。
開国祭終了後の反省会にもエルメシアやガゼルが参加することに。
そして、魔国連邦との技術交流が決まり、双方から技術者を送るとこになりました。
これによって、魔導列車の開発が加速することになります。
それと共に、お忍びで魔国連邦に来れるように高級旅館を一棟購入して別荘にします。
別荘には転送陣が置かれて、いつでも行き来ができるようになりました。
リムルとエルメシア
開国祭の後も何度か魔国連邦に来ていたエルメシアは、リムルと仲良しになり互いにあだ名で呼び合うことに。
エルメシア=エルタン
リムル=リムっち
そこに財務担当のミョルマイルも合流して悪だくみ三人衆が結成されます。
秘密結社:三賢酔(リエガ)
ロッゾ一族が滅亡して裏社会を治めていた存在が亡くなったことに危機感を抱くと同時にチャンスと見た悪だくみ三人衆が、酒の席で2つの計画が実行されます。
それは、表の経済組織を作ることと裏社会や貧民街を統一すること。
表の経済は四ヵ国通商連盟(魔国連邦・ドワルゴン・ブルムンド・ファルメナス)と西方総合商社を開業します。
親魔国連邦の四ヵ国通商連盟のリーダーは魔国連邦財政担当ミョルマイル。反魔国連邦の西方総合商社のリーダーは天帝エルメシアが担当します。
2組織を競わせることで経済活動を活発化させます。
裏社会を担当したのが、三賢酔(リエガ)
悪だくみ三人衆が強盗で運営する組織ではありますが、そのリエガという組織名や真のボスについては極秘。表向きのリーダーとして、ロッゾ一族などで裏社会を任されていたグレンダらが指揮しています。
政治的には、原初の白テスタロッサが西方評議会を抑えているので、完全に悪だくみ三人衆が西方諸国を支配することになりました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は魔導王朝サリオンや天帝エルメシアを中心に色々と話していきました。
アニメ3期以降のネタバレが過分に含まれておりますので注意してください。
ただ、コレでも完全なネタバレにならないように言い回しを変えたり書いていない部分がありますので、気になる方はアニメ3期や原作書籍をご覧ください。
他にも「転スラ」や「薬屋のひとりごと」をはじめとしたWeb原作のアニメを紹介していきます。
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