転生したらスライムだった件(以下.転スラ)では、戦争やアクションが目立ちがちですが、テンペストなどの国としての動きも描かれています。
ファルムス王国や東の帝国は戦争相手として登場し、ブルムンド王国や武装国家ドワルゴンなどは同盟国として登場します。
それとは別に、ひとくくりで扱われるのが西方諸国と呼ばれる小国たち。彼らはイングラシア王国やファルムス王国などの大国も巻き込んで西方諸国評議会を結成していますが、評議会を裏から政治的にも経済的にも支配していたのがロッゾ一族なのですが、今回は一族が滅亡してからの経済的支配者を見ていきます。
この組織は表舞台と裏世界の2つあり、その頂点にいる存在はどちらも同じ人物となっています。
その名も、三賢酔と四ヵ国通商連盟。表の経済組織として四ヵ国通商連盟があり、裏社会を三賢酔が支配する体制が出来上がっています。
この記事では、この2組織の結成から役割についてまとめていきます。
原作のネタバレも含みますので、予めご了承ください。
三賢酔「リエガ」と四ヵ国通商連盟
ロッゾ一族が支配していた、西方諸国の政財界。それに加えて、ユウキとロッゾ一族で支配していた裏社会も一族の滅亡でその体制が崩れてしまいました。
政治に関しては、リムルが派遣したテスタロッサが支配下においており、残るは経済と裏社会をどうするかでした。
そんなときに、呑み仲間の3人組(リムル・エルメシア・ミョルマイル)――通称.悪だくみ三人衆が作ったのが、三賢酔と四ヵ国通商連盟でした。
この2つをざっくり甲斐悦すると、三賢酔は西方諸国に散らばる荒くれものたちの集まりで、四ヵ国通商連盟はテンペスト経済圏の4か国で作った経済組織です。
どちらも、トップには悪だくみ三人衆がいるのですが表にはでません。連合の代表者としてみょるあいるがでたりしますが、魔王と天帝が表に出ることはまずないでしょう。
ここで、各組織についてみていきます。
三賢酔「リエガ」
西方諸国の犯罪集団の受け皿として作られた秘密組織。
悪だくみ三人衆は裏のボスとして君臨し、元三武仙でロッゾ一族の暗殺者グレンダを表のボスとして組織を作っています。
その紋章は三匹の蛇が絡んだものとなっており、これも呑みの席で決まりました。
グレンダは真のボスのことを知っていますが、それ以外の者には士らさrていません。
この組織は、成立してから瞬く間に周辺の組織を併合していき最大組織となっています。
四ヵ国通商連盟
テンペスト経済圏の国々――テンペスト・ドワルゴン・ファルメナス・ブルムンドの四ヵ国が加盟する経済組織。
この代表は、ミョルマイルが務めています。
この組織の中には、顔国債でロッゾ一族の口車に乗って失脚した商人の多く折り、ミョルマイルのもとでけっそっくしています。
それとは別に、ブルムンド王国は人材育成で協力して、ドワルゴンは文官を派遣しています。
初期は、幹部クラスの人材はいましたが、西方諸国をカバーするほどはいませんでしたので、テスタロッサ配下が応援で入っています。
対抗馬としてエルメシアが立ち上げた西方称号勝者があり、こちらはテンペストを心よく思わない商人や元ロッゾ一族の生き残りで構成されています。ドラン王国国王の息子が代表を務めており、支配権はエルメシアが持つという形を取られています。
通商連盟の小話
ここで、連盟の発足に奔走するミョルマイルの頑張りがわかるエピソードを紹介します。
原作17巻のネタバレになってしまうので、ご注意ください。
三ヵ国&連盟首脳会談
話は、四ヵ国通商連盟が設立して間もない頃。
各国の王たちが、ミョルマイルの代表就任を認めた時から始まります。
ガゼルやヨウムは、リムルが決めた人選ということもあってすんなりと承認してくれたものの、テンペストに国の全てを掛けているブルムンド王との会見では驚かされることになりました。
食糧自給を辞めて、貿易国や商業国に転身し人材育成をしているから援助してくれと言われては、テンペストに来てしばらく経つミョルマイルも驚きます。
ただ、この会見がきっかけでミョルマイルも覚悟を決めて頑張ることに。
そして、貴族制度も撤廃することを提言したベルヤードの話を聞いて、その切れ者ぶりを見込んだミョルマイルが部下にスカウトし、相談役という形で連盟幹部となりました。
ブルムンドとの実務者協議
首脳会談が終わったところで、今度はミョルマイルとブルムンド王国代表のベルヤードとの協議が始まります。
そので、改めてこの連盟に国の命運をかけてると伝えられるとともに、国の制度がらりと変える決断をっしたと伝えられます。
手始めに、全国土の国有化と中央集権化を推し進めています。そのおかげで、練兵用に一等地を準備できています。
その地を永代借地として譲る条件として、国民の雇用やブルムンドへの巨額投資、そしてテンペストとしての支援をも止まられましたが、これに関しては快諾しています。
商人たちとの戦い
ベルヤードとの協議を終えた後は、イングラシアでの商人たちとの会合。
いつものミョルマイル一行(ゴブエモンたち)と共にイングラシアで待つ大商人たちのももとへ。
そこにいたのは、ロッゾ一族の後釜を狙う大商人たちであり、ミョルマイルは後ろ盾こそすごいものの新参者として見られてしまいました。
そんなときにミョルマイルと敵対したのが、知人のアルレキオ。裏社会にも顔が利き権力者の護衛ということでデカい顔をしている男です。
舌戦を繰り広げったものの、調子に乗っているアルレキオは、ミョルマイルを攻撃。その結果護衛がけがをしてしまいました。
そして、その彼をアルレキオの主人がフルポーションで回復させる。
これを見た途端にミョルマイルは落ち着きを取り戻します。だって、フルポーションはテンペストの特産品だから。
それをありがたいと思っているのだからこの場にいる大商人箱ものだと断じたのです。
そして、アルレキオの主人が三賢酔「リエガ」に属してると聞いて、この茶番の勝敗が完全に決しました。
その後は、リエガの本拠で正体を明かして完全勝利を収めました。
その結果として、リエガでさえも一目置く組織として認められた連盟は、西方諸国で急成長を遂げることになるのです。
まとめ
リムルやエルメシアが酒の席でしゃべったことで始まった西方支配。
それは、あっという間に進み、最数滴には実務責任者のミョルマイルがすっごく羽がんばることになってしまいました。
リエガのボスとして、調子に乗った商人とその湯人望を懲らしめたり、四ヵ国通商連盟の代表として各国要人や商人とのお交渉に臨んだりと大忙しのミョルマイル君については関連記事を読んでいただくとして、今回のこれにて終わりといたします。
よろしければ、ぜひ他の記事も読んでいただけると幸いです。