大人気なろう系ファンタジー転生したらスライムだった件(以下、転スラ)の世界において、脅威と言えば
- 魔王
- 原初の悪魔
- 暴風竜ヴェルドラ
この3種の存在です。
その中でも、今回ご紹介するのは魔王の名付けを受けた原初の悪魔――ディアブロです。
ディアブロと言えば、暴走しがちなリムル信者といったイメージですが、世界的には脅威でしか会いません。
天帝エルメシアやガゼル王ですら脅威に感じているほどの強者が、名を得て膜に仕えているのです。
どうしてリムルに仕えることになったのか。
それでは、さっそくディアブロの解説をはじめていきましょう。
基本情報
まずは、ディアブロのプロフィールやステータスといった基本情報から。
プロフィール
- 称号:原初の黒
- 役職:第二秘書
- 種族:悪魔公(デーモンロード)
- 担当声優:櫻井孝宏
ステータス
ユニークスキル
大賢人(モトムモノ)
- 思考加速
- 詠唱破棄
- 森羅万象
- 法則操作
誘惑者(オトスモノ)
- 思念支配
- 魅了
- 勧誘
エクストラスキル
- 万能感知
- 多重結界
- 空間移動
- 魔王覇気
耐性
- 痛覚無効
- 物理攻撃無効
- 状態異常無効
- 精神攻撃耐性
- 聖魔攻撃耐性
- 自然影響耐性
原初の悪魔
ディアブロは、前述したように「原初の悪魔」の一柱である「原初の黒」です。
画像中央がディアブロ。右端のギィやレイン、ミザリーはすでにアニメに出ているので知っているかもしれませんが、他の3人はアニメ3期にも出ないキャラクターですので分からない方もいると思います。
しかし、この記事はディアブロの紹介がメイン。
なので、今回はディアブロと絡めて紹介します。
といっても、詳しい解説は別記事でしているので、今回はディアブロが原初の中でどれほど強いのかを紹介します。
個人的原初ランキング
- ディアブロ
- ギィ
- カレラ
- テスタロッサ
- ウルティマ(ヴィオレ)
- ミザリー
- レイン
ディアブロとギィは、他5柱の悪魔を部下としているので1位2位は確定です。
同率でも良かったけど、リムル配下で後に進化することを考慮してディアブロを1位としました。
6位と7位はどちらが強いかわっからないのでほぼ適当。
3位から5位は、力を測る指標がありましたのでその順番で順位付けしました。
ただ、ミザリーやレインの数値が不明だったのでウルティマよりも下だと思いこの順位になりました。
リムルとの出会い【1期2期他ネタバレあり】
まず紹介するのはアニメ2期までやOAD、劇場版などの情報を含めてリムルとディアブロが出会うまでの話。
実は、ディアブロはリムル誕生以前からリムルのことを知っているらしいのです。
それは、アニメ1期の最終回でリムルを見るでっぃあぶろの言葉から分かります。
しかも、それ以外にもリムルとディアブロは深いつながりがあります。
ディアブロとシズさん
ディアブロの初登場は、アニメ1期の最終回です。
この話は、本編とは事なりシズさんがまだ一流の冒険者として活躍していた時代の話。
なので、まだ自由学園にも行っていませんしリムルも存在しません。
この話では、とある国で出た悪魔討伐の依頼を受けて冒険者たちが王城に集められたところから始まります。
軟禁状態の冒険者の前に現れた大臣。そして、行われた依頼内容の説明は冒険者たちを混乱させ、ついに逃亡者が出る事態に。
しかし、悪魔に憑依されているとして冒険者は成敗されてしまいます。
ご丁寧に成敗後にデーモンを憑依させるという工作までして。
そこに登場したのが、謎の魔人。
大臣を暗殺しようとした魔人に対してシズさんが応戦。
苦戦しつつ片腕を切ることに成功するも、魔人は逃亡してしまいました。
しかし、そのおかげで軟禁状態が終わり、宿泊用の部屋に案内されました。
ちなみに、この魔人がディアブロです。
そしてその夜。
魔人撃退の功績で国王に会うことになったシズさん。
しかし、そこで大変の事実を知ることになります。
それは、討伐依頼があった悪魔が国を裏から操っていたのです。
さらに、国王や大臣などにはデーモンが憑依していました。
シズさんは必死に応戦しますが、ディアブロとの戦闘で疲弊していたため戦いにならず。
そこへ最高の助っ人が登場!
それが、さっきシズと戦って片腕を失ったディアブロだったのです。
負傷したとはいえ最古にして最強の悪魔「原初の黒」
デーモン程度の相手は容易いことです。
結局は、ディアブロが全員を倒して事件が解決しました。
その後は、ディアブロとシズさんの間で契約が交わされて、デーモンたちはシズさんが倒したことになりました。
シズさんからの借りを返す【OADネタバレ】
先ほどの事件は、悪魔としての汚点。
頂点に君臨する原初の悪魔として、シズさんにはカリができたと感じていたディアブロは、シズさんが亡くなった後に、彼女の教え子やその先生に恩返しすることにしました。
この日、自由学園では野外演習が行われていました。
生徒たちは、試験官の先生を護衛しながらとある貴族の領地まで行き、学園で用意した洞窟を探索。指定された者を取りに行くというものですが、当然そんな単純に事が進むわけがありません。
演習では、自分が担任をしているクラスではない子の護衛対象となるので、リムルは自分が育てた教え子ではない子(ライバルの先生のクラス)を担当します。
なので、この話にはほとんど現れません。
そして、この話のメインとなるシズ先生の教え子を担当するのが、リムルの前任にしてシズさんの後任の先生。
シズさんとリムルが育てただけあって、洞窟までは問題なく到達しました。
しかし、そこで待っていたのは盗賊、そしてそいつらを束ねるデーモンだったのです。
盗賊は教え子だけで制圧できましたが、デーモンはさすがに無理でした。
そんな時に力を貸したのがディアブロです。
先生の頼みもあってデーモンを成敗し、ディアブロとしてもシズさんへの借りを返すことができました。
その後は、事件発生で演習自体が中断となって終わりました。
魔王リムルと悪魔召喚
これまではディアブロとシズさんの関係でしたが、ついにここからはディアブロがリムルに仕えるきっかけとなった事件をお話します。
ただ、この話(ファルムス王国軍の侵攻)は長居すぎるので、前半部分はかなり省いてお話します。
しかし、アニメ3期にも繋がる話なのでなるべく要点を抑えつつ紹介します。
事の起こりは、ドワルゴンや西方諸国、獣王国ユーラザニアとの国交が正常化しているテンペストが経済の中心地となることを危惧したファルムス王国首脳部が、発展途上の段階で攻め滅ぼすことを決定します。
普通なら、魔王級(まだ魔王ではない)リムルの軍隊と人間の軍隊では戦いにすらならないはず。
しかし、リムル不在時に先遣隊として異世界人が送られてテンペスト首都リムルが崩壊してしまいました。
理由は2つ
- ミューランによる結界で外部との通信や往来がストップ
- ファルムス王国&教会軍によるアンチマジックエリアで魔素が減り魔法が使用不可となる
この敗戦によってシオンをはじめとする多くがなくなり、ゴブタやハクロウは重傷を負いました。
そのせいで、街の機能は崩壊してしまいました。
帰国したリムルは、その光景に言葉を失い茫然とします。
しかし、そこへ魔導おうちゅサリオンの大公爵令嬢エレンが登場して昔話をリムルに反します。
それは、星王竜ヴェルダナーヴァの娘(ミリム)が魔王になる昔話。
それによると、魔王になることでシオンたちが蘇生するかもしれないらしい。
希望が見えたということで、リムルは魔王になることを決めます。
大賢者さん曰く、魔王になるためには魔王種と1万人の人間の魂が必要らしく、魔王種はすでに獲得済みで後は魂。
そこへ、ソウエイからファルムス軍侵攻の報を受ける。その数2万人。
その知らせを受けて、緊急の幹部会議を招集しファルムス軍を全滅させることを決定。
ファルムスがつくった結界の解除を幹部たちに任せて、リムルはファルムス本軍を全滅させました。
※ミューランはクレイマンに操られた被害者として許されて、呪縛も解除されました。
残った2人(国王とレイヒム大司祭)の処分を……というタイミングで魔王への進化がスタート。
それと同時に逃亡を図る者も発覚しました。
そこで、倒れそうになりながら悪魔召喚で3体の悪魔を召喚しましいた。
それがディアブロだったのです。
その後は、逃亡しようとしていた者(ラーゼン)を捕らえて、回復したリムルから第二秘書の任を与えられて正式に配下となりました。
※他の2体の悪魔は、シオンたちの蘇生に必要となる魔素の一部となって消滅しました。
おまけ:ディアブロのお披露目
2期の最後は、対クレイマンや魔王になった後の事を決める国際会議をご紹介します。
会議が開かれた理由は、精神支配された魔王ミリムとそれに協力する魔王フレイが獣王国ユーラザニアを襲撃。
魔王カリオンは消息不明になり、首都は崩壊したから。
三獣士(ユーラザニアの重臣)や首都圏の避難民がテンペスト入りしたことで事態が発覚しました。
そうして始まった会議に、はやい段階から乱入者が……
- 武装国家ドワルゴン国王ガゼル
- 魔導王朝サリオン大公爵エラルド
それに加えてブルムンド王国のギルマスらも含めて、急遽国際会議になってしまいました。
そこで復活したヴェルドラと第二秘書ディアブロがお披露目されました。
この会議では以下のことが決定しました。
- ファルムス王国を滅ぶして新国家樹立
- ユーラザニアに攻め込んでくるクレイマン&ミリム連合軍の殲滅
- 魔王たちの宴(ワルプルギス)へ乱入してクレイマンを討つ
アニメ2期では下の2つが描かれましたが3期ではファルムス王国の国盗りが描かれます。
ネタバレ含めてファルムス王国がどんな国か知りたい方は、こちらの記事を読んでください。
まとめ
いかがでしたか?
ディアブロを知っている人ならリムルが好きすぎる変態というに走っていたでしょうが、それは悪魔召喚の順番を巡っても変態エピソードがあります。
最後にそのエピソードを軽く紹介して終わります。
ディアブロは早くリムルに呼ばれたかったが、初めて呼ばれたのは自分の眷属であるベレッタ。
この失敗を糧にして、ライバルになりえる悪魔を排除して、ついに呼び出されることに成功。
その後、事態が落ち着いたところでライバルのベレッタを殺めんとしたところを、ベレッタの話術で思いとどまらせた。
この短文からの分かるように、リムルのそばにいるためならば手段を選ばないのがディアブロです。
悪魔3人娘を読んだのも、面倒な仕事(外交・検察・司法)を任せてリムルのそばにいるため。
このように、かなり頭がいい変態悪魔ディアブロについての解説でした。