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【転スラ3期】西方聖教会とテンペストがついに激突!ヒナタとリムルはどっちが強いのか?聖魔対立編を解説

転スラ3期キービジュアル ストーリー解説
引用:転生したらスライムだった件公式ポータルサイト

 2023年2月で10周年を迎えた転生したらスライムだった件こと転スラ
 テレビアニメ(本編&転スラ日記)や劇場版や配信オリジナルアニメなど、作品が生まれる転スラですが、2024年春からはテレビアニメ3期が放送されます。

 アニメ3期は、過去2期までと異なり日本テレビ系列で放送されるので注意しましょう
※再放送やコリウスの夢が放送されているので、同じ枠で放送すると思われます。

 そこで、今回はアニメ3期の前半でメインになるであろうある対決についてご紹介します。
 それが、ヒナタサカグチ率いる西方聖教会(ルミナス教)とリムル率いる魔国連邦(テンペスト)の決戦です。

 アニメ2期を見たことある方なら分かると思うのですが、1度リムルとヒナタは戦っています。
 この時は、あくまでもリムルとヒナタの戦闘であって組織間の戦争ではなかったのですが、アニメ3期では本格的な戦争になってしまいます。

 どうして戦争にまで発展してしまったのか。そして、どういう結末に至ったのかを、この記事では解説していきます。

 書いている時点でアニメが放送されていないので、原作小説(7巻)や公式設定資料集(8.5巻)に基づいて書いています。

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西方聖教会・ルミナス教とは

 本題に入る前に、そもそも西方聖教会やルミナス教が何なのかをザックリ解説します。

 結論から言うと、人類救済を掲げて成立したルミナス教の布教組織が西方聖教会です。
 転スラ世界の多くに人が信じる事実ではありますが、この裏にはちょっとした闇があるのです。

 その闇というのが、ルミナス教が成立した本当の目的。
 その目的こそ、吸血鬼が安定的に人間の血を得られる仕組み作りのため。

 神ルミナスや法皇、神聖法皇国ルべリオスの幹部の多くは吸血鬼であるため、人間の血がどうしても必要です。
 一時期は人間を奴隷化していましたが、暴風竜ヴェルドラの邪魔が入って国ごと滅んでしまいました。

 そこで方針転換をして作り出した組織がルミナス教でありその本拠となる国――神聖法皇国ルべリオスなのです。

 その布教組織である西方聖教会は、信者との距離感や軍事力を背景に力を強め、現在ではルミナス教と同等の力を持っています。

 なので、今後は一部例外を除き西方聖教会で統一して話を進めていきます。

リムルVSヒナタ、初めての戦い

 アニメ3期の話に入る前に、初めてリムルとヒナタが戦った時の話を少ししておきます。

 この戦闘は、この後の本戦とはそこまで大きく関わっているわけではありませんが、初戦ということで紹介しておきます。

アニメを基にています。

 この戦いが起きたのは、外交で各地を回り終えて帰る時でした。
 最後の訪問先であるイングラシア王国の郊外。誰もいないところで転移しようとしたタイミングで、ヒナタが登場します。

ヒナタサカグチ
引用:転生したらスライムだった件アニメ

 ヒナタの目的は、魔物であり恩師シズさんを殺めたリムルを討つため。

 リムルは説得を試みますが聞く耳持たず、すぐに戦闘に発展してしまいます。

 最初はお互いに力量を探っていましたが、真なる魔王になっていない時のリムルには勝てる相手ではありませんでした。
 そこで、分身体をだしてリムルは戦線離脱。

 ヒナタが必殺技「霊子崩壊」を繰り出して戦闘はヒナタの勝利で終結しました。

 その後はファルムスを返り討ちにしたりグレイマンを討ち取ったりして、リムルが魔王となってアニメ2期は終了しました。

リムルVS七曜の老師&ヒナタ、欲望渦巻く戦争

 アニメ3期では、リムル対ヒナタの戦いが本格化&決着がつきます。
 結論からいうと、ある人物が出てヒナタとリムルの間を取り待ち、決着となります。

 リムル対西方正教会の戦いは2つあるのですが、もう一方は別記事(ファルムス王国の滅亡)で解説していますので、気になる方はお読みください。
 ということで、ヒナタや西方聖教会本部とテンペストの動きを中心に話していきます。

西方聖教会の危機

 魔王たちの宴(ワルプルギス)の翌日。
 ヒナタと法皇ルイは、神ルミナス(魔王ルミナス=バレンタイン)がいる奥の院を訪れました。

 そこに、ワルプルギスから帰ってきたばかりのルミナスが登場。
 ルミナスからはワルプルギスの顛末、ヒナタからはルミナスの代わりに魔王を演じたロイ=ヴァレンタインが暗殺されたことを伝えました。

 これによって、ある問題が発生します。

 それがルミナス教及び西方聖教会の信仰心低下です。
 以前までは、魔王ロイが脅威となって、その脅威から民衆を守ることで成り立ってきたので、それが崩れてしまうと、存在意義が低くなってしまいます。

 しかし、その対応として復活した暴風竜ヴェルドラを脅威とすることで、宗教としての体裁を保つことになりました。

 リムルに関しては、魔王になったことは発表しますが、明確な敵とはしませんでした。

法皇両翼合同会議

 それから1か月後。
 定例の法皇両翼合同会議が開かれました。

法皇両翼合同会議とは

 議長はヒナタ=サカグチ法皇直属近衛騎士団長・聖騎士団長)
 メンバーは、法皇直属近衛騎士団と聖騎士団、法皇庁所属の近衛騎士

 法皇直属近衛騎士団や聖騎士団の解説はこちら!

引用:転生したらスライムだった件公式

 ルミナス教における最高軍事会議のようなものです。
 この時、法皇ルイはヒナタの背後で簾に隠れて会議を鑑賞していました。

 まずは、ジュラの大森林やヴェルドラに関しての調査結果が伝えられます。
 これには、ヒナタ以外の騎士たちは驚いていました。

 それに加えて、ファルムス王国の内乱についての報告もありましたが、これに関してはルミナスの神託を盾に干渉しないことを決定します。反発はあったもののヒナタの説得でどうにか受け入れられました。

 そんな議論のさなか、とある珍客が会議室に入ってきます。
 西方聖教会最高顧問である七曜の老師とファルムスから帰国したレイヒム大司祭でした。

 そうして始まったのが、レイヒムによるファルムス王国軍全滅の経緯説明です。
 これは、真実ではなくディアブロが作り出したデマであり、それをレイヒムができる限り正確な物に改めたもの。それでも、その場を驚かせるには十分でした。

 改めて、神託を盾にヒナタがリムルに手出ししないことを宣言してようやく会議は終わりを迎える……はずでしたが、七曜に促されてレイヒムがテンペスト尾から持ってきた水晶の映像を見たところで事態が一変します。

 そこに映し出されたのは、リムルによる宣戦布告の宣言でした。

相手してやるよ。俺(リムル)とお前(ヒナタ)の一騎討ちでな

 その言葉の審議が分からない段階で、ヒナタはテンペスト行きを決定し七曜から『竜破聖剣』を与えられます。

 しかし、それは七曜の老師や西方諸国のドンたち陰謀だったのですが、誰もそれは知りません。

テンペスト幹部会議

 そして、仲間に告げないままヒナタは出撃。
 それを知った4人の聖騎士が猛スピードで後を追います。

4人の聖騎士

  • アルノー
  • バッカス
  • リティス
  • フリッツ

 それを知ったリムルは幹部を招集。
 そのタイミングで、レイヒムが謀殺されたことを知ります。

 周辺国には、既に知れ渡っており神殿騎士団がファルムス王国に集まり始めました。

 そして、テンペストでは緊急幹部会議が開かれることになります。

 まずは現状の報告から。

 それが済むと、西方聖教会について詳しいアダルマンがシュナに伴われてリムルに拝謁。
 アダルマンは、西方聖教会や神聖法皇国ルべリオスについて話して追い出されます。

 そして、改めて会議が行われてファルムスへの援軍派遣とメンバーを発表しました。
 そのあともファルムス関係の話をしていましたが、ここでは割愛します。

 ファルムス関係が片付くと次はヒナタ関係。

 その時、イングラシア王国から続報が届きます。
 新たに聖騎士団100名あまりが魔国連邦に急行しているというのです。

 それを知ったリムルや幹部たちは、聖騎士と対峙するメンバーを選抜することになります。
 その結果、ベニマルとソウエイ、が先発の4人を、シオンとその部下「紫克衆」とベニマルの部下「紅炎衆」が担当することになりました。
 ヴェルドラは、危険なので最終防衛ラインとして街で待機してもらいます。

 そこに、嬉しい来客が会議室に乱入してきました。
 獣王国ユーラザニアの三獣士のお姉ちゃん2人(アルビスとスフィア)です。

 彼女たちは、救出とユーラザニア復興の恩に報いるために駆け付けたらしいです。
 援軍到着で、ベニマルたちの戦力増強と別動隊への警戒が万全になり、すべての準備が整いました。

ヒナタ隊がテンペストに入る

 ブルムンド王国でラーメンが売られていたりジュラの大森林に街道が整備していたりする状況に驚きながらもヒナタと配下4人は、街の手前の宿に入りました。

 そこで、本部に残った腹心ニコラウス枢機卿から警告が届いたり法皇ルイと連絡を取り合います。
 この時に、リムルによって通信妨害が行われて通信を終わらせてしまいました。

 通信が終わったヒナタはすぐに宿を出発。
 ヒナタたちに先駆けて、リムルはシオンや紫克衆が待機するポイントに転移します。
 そこでは、既に聖騎士団との戦闘の真っただ中でした。ただ、紫克衆の優勢でほぼ決着が付きました。

 そこに、森を突っ切っていたヒナタが登場。
 すでに戦闘が行われている以上、話し合いのみでの解決ができないと悟り一時停止。

 そこに、4人の聖騎士が到着。そこにいる魔人(ベニマルたち)を見て警戒する者の、覚悟を決めていよいよ……

リムルとヒナタの戦い――聖魔激突

 ついに戦闘が始まります。

シオンVS聖騎士団

 しかし、その裏で4人の指揮するレナードが怪しい動きを見せます。
 すでに七曜の老師の陰謀に加担させられているレナードは、リムル討伐を狙っていたのです。
 それを阻んだのがシオンです。

 最初こそ戦いはしますが、リムルから生かしておくように命じられているので降伏交渉も同時に行います。
 その結果、聖騎士側が必殺技(極炎獄霊覇)を撃ち凌いだらシオンの勝ちとする和解案が成立。

 しかし、攻撃を凌いだにもかかわらず、聖騎士側が価値を認めなかったので降伏には至りませんでした。そこで

 そこで魔素を浄化する結界(聖浄化結界)をシオンが切り裂くことで力の差を見せつけて無理やり幸福に応じさせました。

 降伏後、レナードは七曜の陰謀から手を引くこととなります。

リムルVSヒナタ

 ヒナタはまず、前回の戦闘と同様にリムルをユニークスキル簒奪者の能力「鑑定」します。
 前回は、格下を表す対象外でしたが、今回の結果は妨害でした。それは、魔王ルミナス級の力を有していることを意味していました。

 その瞬間、ヒナタは七曜から与えられたものではなく、いつもの剣「月光の細剣」を使うことを決めます。そうでなくては相手にならないと判断したのです。

 それ見たリムルも、全力で戦うことになりました。
 その結果、リムルは新たなスキル「未来攻撃予測」を習得してヒナタの剣を弾き飛ばすことに成功します。

 力量の差を理解したヒナタは、最後の攻撃を繰りだします。それを凌がれたら負けを認めることにしたのです。
 その頃には、他の戦闘は魔国連邦側の勝利に終わっていました。

 そして放たれた崩魔霊子斬。これに対して、暴食之王を犠牲にすることで対処しました。
 これにて、リムルとヒナタの戦いは終了です。

七曜の陰謀と神の降臨

 しかし、その瞬間に七曜から与えられた剣が突如爆発。ヒナタの胸を熱線が貫きました。
 すぐにリムルが回復役を使いますが、ヒナタの抵抗力によって阻まれます。

 その時です。
 どこからか2人の男が現れリムルに跪いたのです。後に3人になります。

 その男こそ、陰謀を企てる七曜の老師です。
 ファルムス側にも3人の老師が行っています。
 残る1人は西方聖教会の本部にいます。

 そして、リムルと七曜の戦いが始まりますが、結果はリムルの圧勝に終わります。
 とどめを刺そうとしたその時、新たなる客が到着します。

 彼女こそ、ルミナス教の主神にして魔王ルミナス=ヴァレンタインそのひとです。それに加えて、法皇ルイと執事ギュンターが付き従います。

 ルミナスの登場に七曜は跪き黙り込んでいると、ルミナスはヒナタを蘇生させて七曜を粛清しました。
 そのタイミングで、ディアブロからファルムス王国の剣が完了したと報告が入ります。

引用:転生したらスライムだった件

 これで、西方聖教会と魔国連邦の戦いは終わりました。

戦後処理

 戦いが終わり、舞台は街の中に移りました。

歓迎の宴

 すぐに、ルミナスとリムルの和解が成立。
 テンペストの住民は無害の魔物だと宣言するという約束と不可侵条約の締結が為されました。
 また、お互いの行動の黙認も約束したので、今後は魔国連邦が急速に発展することになります。

 そこで始まったのが、ヴェルドラに恨みを持つルミナスによるお仕置き。それと、西方聖教会の裏の顔を知った聖騎士たちの説得です。

 それが終わると、温泉や宴でおもてなし。戦後交渉は翌日となります。
 宴の場では、過去の戦闘と今回の謝罪があり、リムルや幹部たちが受け入れて個人間での和解も成立しました。

講和会議

 翌日、リムルが二日酔いの状態で会議が開かれました。
 トップ同士では和解に至っていても、国家間は敵対関係となっているので、正式に講和を結ぶ必要がありためその会議を開いたのです。。

会議の参加者

【魔国連邦】

  • リムル
  • シオン
  • ベニマル
  • リグルド
  • 司法・行政・立法の長官(ルグルド・レグルド・ログルド)

【神聖法皇国ルべリオス】

  • ルミナス
  • ヒナタ
  • ルイ
  • 隊長格の聖騎士5名

 まず行われたのは事実確認。
 リムルとしてはファルムスの侵攻化r対立したとしていましたが、西方聖教会はそれ以前から敵視していたらしく、レイヒムの要請を受けてて喜多院道を選んだそうです。

 そして、ヒナタが東の商人ダーム(仮名)に唆されてリムルを襲ったことを聞いてリムルが激怒しますが、ルミナスが落ち着かせます。

 そして、ファルメナス侵攻やヒナタとの戦いから始まる謀略の後ろにいる真の黒幕が、七曜の老師ではないかという結論を出します。しかし、断定はせずに警戒を続けることで合意します。

 そして、100年の休戦および国交樹立をもって講和が成立しました。
 これには、聖騎士たちが反対しますがルミナスの決定は覆せません。そこで、武装国家ドワルゴンを保証人ととしたり、リムルが譲歩することで信者や教会関係者を説得できるようにしました。

交流タイム

 会議が終わると、今度は魔国連邦とルべリオスの交流が始まります。

 最初は技術交流。
 損傷した武器の代わりをガルム作の武器防具を聖騎士に、ヒナタにはリムルが細剣をプレゼントしました。
 聖騎士たちは恐る恐るといった感じですが、ヒナタはリムルとの戦闘(1回目)で壊れた細剣の改良版ということもあり喜んで受け取ってくれました。

 続いては、昨夜同様の夕食と温泉。

 それが終わった翌日。
 ルミナスたちはルべリオスに帰国して、会議で取り決めたことを行いました。

 こうして、魔国連邦の存在は人類世界に認められることになりました。

まとめ

 以上でリムル(魔国連邦)とヒナタ(神聖法皇国ルべリオス)の戦いと和解の解説は終わりです。
 書籍では7巻(聖魔対立編)と8巻(領土掌握編)に分かれていますが、おそらくアニメでは第1クールで完結すると思われます。

 今回の解説は、あくまでも流れの解説であり、技名や詳しい戦闘などについては割愛しています。
 気になる方は書籍をご覧になるかマンガをお読みください。

 最後まで読んでいくれてありがとうございました。
 今後も転スラなどに関する情報発信を頑張りますので、応援よろしくお願いします。

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