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【薬屋のひとりごと】第2クールから登場した謎の役人――羅漢の声優と役割を解説

羅漢 薬屋のひとりごと
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト

 2023年10月から放送されている大人気アニメ「薬屋のひとりごと」

 今作は「葬送のフリーレン」と首位の座を常に争うほどに人気のアニメで、同じ中華世界を舞台にしたキングダム以上の人気を誇っています。

 そんな「薬屋のひとりごと」ですが、2024年に第2クールがスタートすると、新キャラクターが一気に登場しました。

  • 楼蘭妃:阿多妃の後の淑妃
  • 翠苓:壬氏様に仕える官女
  • 羅漢:謎のお役人

 公式サイトに出ているキャラクターだけでもこの3人。

 その中で今回取り上げるのは、新キャラ唯一の男性キャラにして怪しいおじさん羅漢です。

 他の2名については、関連記事がありますのでそちらをお読みください。

 薬屋のひとりごとに出てくる男性キャラクターと言えば、マオマオを身受けした壬氏とマオマオと共に花街に行った李白が有名ですが、今回紹介する羅漢もマオマオとの繋がりがあります。

 それは、羅の一族という繋がりです。
 まずはそこから見ていきましょう。

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羅の一族とマオマオのつながり

 羅の一族とマオマオのつながりは、既にアニメで出ているのですがわかりますか?

 それは、花街でマオマオと同居している養父です。
 その名も羅門。

羅門
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」

 彼は、主家を守るために濡れ衣を着て処罰された医官であり、マオマオの師匠でもあります。

 また、マオマオは実は羅の一族の血を引いているのですが、それが誰の血かについては後でのお楽しみ(ほぼ答え言っていますが)

羅漢の基本情報

羅漢
引用:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイト
  • 声優:桐本拓哉
  • 役職:軍部の高官(軍師)
  • 興味あるもの:囲碁や象棋それと噂話
  • 特技:嘘を見分ける
  • できないこと:人の顔を見分ける

 見た目からして胡散臭いですが、かなり優秀な役人です。

 以後は全国2位で象棋に関しては負け知らず。

マオマオと羅門と羅漢の関係

 先ほどは濁しましたが、ここでマオマオの父親について発表しちゃいます。

 それが、何を隠そう羅漢なのです。

 マオマオがいつも「オヤジ」と呼んでいるいじいさんは、養父であり血縁的には大叔父に当たります。

 また、羅門と羅漢は同じ羅の一族ということだけではなく叔父と甥、恩師と弟子のような関係でもありました。

 前述したように、羅漢は人の顔を見分けることが苦手で、実の親から見捨てられていました。
 そこを救ったのが羅門だったのです。

 そのおかげで、碁や象棋の駒としてひとを識別できるようになり、結果として羅漢の出世につながりました。

 しかし、そのせいで羅門が後宮を追放された際に、懐いていた羅漢も処分として左遷されています。

 マオマオが生まれたのが、ちょうど羅漢が左遷されたころでした。
 なので、実父でありながらマオマオの誕生に立ち会っていませんし、左遷から帰るまでに3年もかかりました。

 そのため、マオマオは羅漢を仇のように嫌っています。

 ここで疑問が……

どうして羅漢は奥さんを左遷先に連れていかなかったの?

 その答えは、連れていけなかったから。
(そもそも、結婚していません)

羅漢が一目ぼれした相手は妓女

 時間は羅漢がまだ純粋だったころにさかのぼります。

 この日、羅漢は同僚と共に初めて花街の高級店「緑青館」に行きます。

 そこで、相手の儀所に碁でコテンパンに負けることになります。

 この時、初めて人の顔を認識できました。

鳳仙
引用:マンガ「薬屋のひとりごと」

 彼女の名は鳳仙。芸は売っても体は売らない最高級の妓女でした。

 それ以降、3ヶ月に1度のペースで緑青館に出向いて鳳仙と対戦しました。

 しかし、そんな時に鳳仙に身受け話が……

 頭がいい2人は、この身受け話を白紙にすべくある計画を実行します。
 それが、マオマオを身ごもることでした。

 一度でも体を売った妓女の価値は一気に下がります。さらに、身籠ったとなれば価値はないに等しくなります。

 しかし、それでも羅漢が身受けすることはできず、結果的に鳳仙が不幸になるだけでした。

 そして、マオマオの母である鳳仙は梅毒に罹り病人部屋送りに。
 その後は、緑青館で育てられたのちに羅門の養女となりました。

 これだけ聴いたら、マオマオが羅漢を嫌う気持ちも分からなくはないですが、羅漢と鳳仙が不憫です。

マオマオ、父との対面

 左遷から3年。

 羅漢は都に帰ってから何度も緑青館に通いますが、店の評判を落とした上に鳳仙とマオマオを見捨てたことで門前払い。

 そんなある日、羅門と共にいるマオマオを発見。
 すぐに我が子だと分かりましたが、マオマオからしたら知らないおっさん。実父の元に戻ろうとしないどころか、羅漢を大嫌いになります。

 それを知って緑青館の三姫ややり手婆らは損害補填をして出入り禁止が解けた羅漢とマオマオの接触を避け、身受けもさせませんでした。

 そうこうしているうちに後宮で毒見役をしたり解雇されたり、壬氏に身受けされたりと色々ありましてアニメ第2クールに参ります。

羅漢とマオマオの賭け将棋

 壬氏にマオマオが身受けされたことを知った羅漢は、壬氏邸二ちょっかいを出してきます。

 さすがにうざいと感じてきたマオマオは、羅漢と賭け将棋することにします。

賭け将棋のルール

負けるたびに毒の入った薬を飲む(実際には入っていない)

  • マオマオが負けたら:羅漢の娘になる
  • 羅漢が負けたら:緑青館の妓女を娶る

 その結果、実の娘に毒を飲ませたくない羅漢がうまく負けて妓女を娶ることに。

 この時、羅漢が飲んだのは少量の酒。
 ですが超絶下戸の羅漢は1杯で酔いつぶれてしまいます。

 緑青館で目を覚ました羅漢を介抱していたのは、禿時代からのなじみである三姫の梅梅(メイメイ)です。
 顔の識別ができない羅漢にとって、どんなに美人でも見分けがつきません。

 なので、せめて仲が良かったメイメイを娶ることに決めるのですが、そこでメイメイが動きます。
 といっても、やったことは窓を開けるだけ。

 そして、きっこ得てきたのが羅漢にとって危機なじみのある女性の歌。

 歌が聞こえる方へ向かうと、そこは病人部屋でした。
 そして、そこで歌っている妓女を見てすぐに娶ることを決めました。

 もうお分かりですね?

 そうです。
 梅毒に罹って病人部屋送りになった鳳仙です。

 2人は泣いて喜び7日7晩の豪華な宴を開き、マオマオも後宮で2人を見送る舞を踊りました。

マオマオ救出作戦

 時間は、子一族(楼蘭妃の一族)による反乱でマオマオが攫われたころに進みます。

 マオマオを溺愛する羅漢は、後宮の責任者にしてマオマオの主人である壬氏にマオマオを魔もおれなかった責任を問います。それもかなり強めの口調で。

 そうこうしていると、マオマオの養父にして羅漢の恩師である羅門が登場。

 途端に羅漢は態度を変えて軍を動かせるように懇願。
 壬氏を対象とした討伐軍が子一族の砦へ殺到。反乱は見事に鎮圧されました。

 子一族への処分は、楼蘭妃や翠苓の記事をお読みください。

 ちなみに、羅漢は作戦立案や指揮を担当しましたが、腰を痛めて戦闘には不参加でした。

まとめ

 いかがでしたか?

 怪しくて、一見すると敵キャラに見える羅漢ですが、愛妻家であり親バカの普通のおじさんのように感じてきませんか?

 致命的な欠点はありますが、優秀であることは変わりなく、親バカということで今後もマオマオを助けてくれそうなキャラクターですね。

 アニメでは、長くても子一族の反乱まででしょうから、そう考えるアニメ2期が楽しもです。

 以上、マオマオの実父にして怪しいおじさん羅漢の紹介でした。

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