大人気なろう系宮廷ファンタジー“薬屋のひとりごと”は、2025年1月からアニメ2期が放送されます。
その中で、主人公マオマオ(猫猫)が毒見役として仕えることになったのが、上級妃の筆頭で貴妃の玉葉妃。
アニメ1期の前半でも、子どもの度重なる急死を受けて毒見役になっていましたが、養父が関わった事件で一時的に解雇されています。
壬氏の下女を経験した後に、特例で翡翠宮の毒見役に復帰しました。
そこで今回の記事では、翡翠宮の主――貴妃玉葉妃を紹介していきます。
アニメ1期では、マオマオをからかって遊ぶお妃様といった印象うぃだきがちですが、その裏では貴妃にふさわしい気品と力を兼ね備えていました。
基本情報
- 声優:種崎敦美
- 住居:翡翠宮
- 年齢:19歳
- 正式な呼び名:楊貴妃
玉葉妃の出自
まずは、玉葉妃の出自から。
上級妃の筆頭んあるほどなのだから、実家は有力者の家系だと思われがちですが、実は中央にはそこまで力がありません。
父親は、西戌州の州都西都を治める役人で、地方ではあなりの権力者です。
なので、その娘が後宮で有力者になることについては不思議ではありません。
ただ、父は商人の出な上に元敵国の人間ということで中央には良いように思われていなかったと思われます。
史実の中国王朝の多くは州を治める王は皇帝の親族か信頼できる側近が多かったです。
今回の場合は、州都という一部の長官なので、現地の役人でもなることができたと思われます。
母親は、各地を西方から来た踊り子。
玉葉妃の綺麗な肌は、母親譲りなのでしょう。
そこまで恵まれた出自という訳ではない玉葉妃が、どのようにして上級妃となり皇帝の寵愛を受けることになったんでしょう。
次の章から詳しく見てみましょう。
幼少期の玉葉妃
まずは、皇帝の妃になる以前の子供時代を見てみましょう。
前述したように、父親は地方の高官で母は妾の踊り子。
お世辞にも裕福な生まれではありません。
それに兄弟は6人いて姉妹は11人もいます。しかも、玉葉妃は末っ子。
とてもでじゃないけど、家の中での序列すらも上げることは絶望的でした。
そんな残念な玉葉妃は、洞察力が優れていてそれに目を付けた父の玉袁によって英才教育が為されて後宮に送られます。
玉袁が玉葉妃の能力に気付いたキッカケ
玉葉妃は、20歳ほど年が離れた民族嫌いの兄(玉鶯)にいじめられていました。
しかし、そういったいじめには屈せずに笑顔で過ごしていました。
その理由が、いじめっこの相手をしても無駄だと悟っているからだと知った玉袁が玉葉妃の能力に気付いたのです。
その後、壬氏の推薦で上級妃となり現在に至ります。
マオマオが仕える玉葉妃
この章では、アニメ第1クール(マオマオが仕えていた頃)の玉葉妃を振り返ります。
アニメを全部見ている人なら分かる内容になっていますので、アニメの復習だと思ってお読みください。
必要ない方は、次の章をお読みください。
マオマオとの出会い
マオマオとお玉葉妃が出会ったのは、玉葉妃に対して毒殺未遂が立て続けに起こったからです。
玉葉妃の毒殺未遂とマオマオはどうつながってるの?
詳しく言うと、毒殺未遂事件が直接マオマオを雇うキッカケになったわけではありません。
玉葉妃が真央真央の能力を知ったのは、上級妃(梨花妃)とその子、そして玉葉妃の娘(鈴麗)が体調を崩した事件です。
この事件では、後宮の医官(ヤブ医者)でさえも原因が分からな館たのですが、それをマオマオが匿名で助言を出したことで解決しました。
それがマオマオだと知った玉葉妃と壬氏が、翡翠宮の毒見役に抜擢しました。
その当時、玉葉妃の食事に毒が盛られる事件が多発しており、そのせいで毒見役3名が辞職する事態になっていました。
こうしてマオマオが出世して玉葉妃は毒見役を手に入れたんです。
毒見役マオマオ
毒見役となったマオマオは、壬氏や玉葉妃の依頼で各地に派遣されるのですが、その過程でマオマオが梨花妃や壬氏に好かれていることを知った玉葉妃は、その様子を楽しみながら見ていました。
時には、自覚がない壬氏や壬氏に興味がないそぶりを見せるマオマオをからかったりもしています。
さすがに、やりすぎた時には止めたりしますが、基本的にはからかって遊びます。
それと同時に、玉葉妃は最強の毒見役を手に入れて安全となったので、頻繁に上級妃を招いてお茶会を催します。
これは、地方長官・商人の娘としてプラス後宮の寵妃としての仕事。情報交換の為です。
お茶会で得た情報は、伝書鳩で実家に送られました。
そんな日々を過ごしていてついにこの日が訪れます。
クビになるマオマオ
この日、マオマオは阿多妃のもとに派遣されて、その侍女頭の指導を受けていました。
そうした中で、侍女頭らによる重大事件が発覚してしまいます。
連座制を取っているこの国では、関係者だけではなくその親戚も処罰の対象になってしまいます。
この事件では、マオマオのオヤジ(羅門)も関与しており、マオマオも連座で処分の対象になりました。
しかし、玉葉妃と壬氏の力があればマオマオにルイが及ばないようにできるのですが、ここでマオマオと壬氏のすれ違いが起きてしまいます。
その結果、マオマオは後宮を解雇されて花街に帰ってしまいました。
これが、アニメ第1クールのお話です。
かなり割愛しましたが、あくまでも玉葉妃メインの話なので、登場がそこまで多くない玉葉妃についてはこのくらいです。
園遊会でのことも書こうとしましたが、これも目立ったシーンとかはあまりなかったので割愛しました。
皇后:玉葉妃
クビになったマオマオについては、マオマオか壬氏の紹介記事で解説しますが、ひらたく言うとマオマオ大好きな壬氏がマオマオを身受けして外廷で務めることになりました。
クビ以来初めてマオマオと玉葉妃(他の上級妃も含む)の顔合わせは、玉葉妃と梨花妃の希望で講師をさせられた妃講座でした。
この辺は、アニメ第2クールですでに放送済みなので、そちらをチェックしてください。
そこから再び翡翠宮にマオマオを呼ぶきっかけとなったのが、皇子の妊娠です。
以前にっも言いましたが、玉葉妃は何度も暗殺されかけていました。
その時の犯人は捕まっておらず、妊娠を知った犯人によって暗殺されかねないので毒見役を用意することになったのです。(本音はマオマオと遊びたいのかも)
翡翠宮勤めになったマオマオによってお腹の子が逆子だと知った玉葉妃は、マオマオの提案で彼女の養父で後宮を追放されていた天才医官の羅門を呼ぶことになります。
これには、侍女頭たちが反対しましたが、持ち前の洞察力やマオマオを信じていることから一歩も引かずに壬氏へ相談することになりました。
その結果、玉葉妃は見事に皇子を出産。
同時期に梨花妃も皇子を出産しましたが、反乱の恐れがある西都とのつながりを重視した政府が玉葉妃を皇后にしました。
ただ、異民族の血を引く玉葉妃とその子を快く思わない者もいて今後どうなるのか不透明です。
まとめ
皇帝の寵妃で皇后に上り詰めた玉葉妃は、実は異民族の血を引く低い身分の出身ということに驚いた方もいるかと思いますが、現実世界の中国史でも異民族が国のトップになった過去があります。
例えばフビライハン(モンゴル人)や清の皇帝(満州人・女真族)などです。
なので、おかしなことではありません。
また、玉葉妃のモデルと思われる楊貴妃がいた唐に時代は、比較的男女の差が小さく、この時代には武則天という女帝あいるほど女性の力が強かった時代なので、そういったことからも「薬屋のひとりごと」の世界でも異民族だからと言って差別されることは多少あっても地位には影響が少なかったん尾ではないでしょうか。
以上で貴妃玉葉妃の紹介を終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。