小説家になろう発の大人気ライトノベル「転生したらスライムだった件」こと転スラ。
そんな転スラは、2023年2月で10周年を迎えました。
アニメ本編2期に加えてスピンオフアニメも放送され、今も様々なメディアミックスが為される転スラですが、2024年4月からは待望のアニメ3期が放送されます。
範囲としては、ワルプルギス終了後から魔国連邦の開国祭までだとされています。
原作小説やコミックを読んでいる方ならストーリーや結末を知っているでしょうが、今回はアニメ後半で放送される開国祭を紹介したいと思います。
テンペスト——正式名称ジュラ=テンペスト連邦国の建国は、アニメ1期のオークロード討伐とミリム襲来の間でできています。
その時の話はあとの章でお話しますが、この時はあくまで国を興しただけで、ジュラの大森林全域を統治していたわけではありませんし、世界から国として認められたわけでもありません。
それが、アニメ3期で事態が一変して、開国祭の開催に至ります。
どうして開国祭を開くのか。
どのようにしてテンペストが人類世界に認められたのか。
内容が長くなるため、開国祭については別記事を用意します。
今回は、各国を招待するところまでの紹介です。
原作マンガ
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テンペストの建国
まずは、テンペスト建国までの流れをザックリとですがご紹介。(詳しく書くととんでもない長さになるので)
※アニメ版のストーリーを基にしています。
テンペストの前身は種族間の大同盟
まず、テンペストの前身がいつできたのかというと、ゴブリンの村を治めるようになってから。
そこから、カイジンらドワーフやリグルドらゴブリンの働きで村が発展して、街になります。
そこから大きく動いたのが、オークロード討伐です。
まずは、オークの侵攻から逃れたオーガ(鬼人)が仲間になって戦力が向上します。
その後、オークロード(魔王ゲルド)を討伐して戦後処理をすることになります。
この戦後処理で決定されたのが、リムルの街とゴブリン、オーク、リザードマン、トレント族の間での大同盟の結成でした。
この大同盟がそのままテンペストになります。
建国のきっかけはガゼル王
大同盟結成からテンペスト建国まではあっという間でした。
戦後処理のあと、オークロード討伐を知った武装国家ドワルゴンのガゼル王が調査に来ました。
そして、剣術勝負でリムルが友好的に付き合えると確信したガゼルが、夕食時にこう提案します。
「俺と盟約を結ぶ気はないか?」
これは、中立国のドワルゴンが魔物の集団を国として認めることになる。
それでも誘ってくれているということで、リムルは誘いを受けます。
この時に、ガゼルに聞かれたのが国名でした。
盟約は個人間で結ぶとしても、付き合いは国家間となるので、国名を決める必要が出てきたのです。
悩んだ挙句、リムルが発表した国名がジュラ=テンペスト連邦国。
それを聞いたリグルドら幹部は、それを受け入れると同時に中央都市(元ゴブリン村)をリムルと命名。
ここにテンペストが建国されたのです。
テンペストの地位向上
どのように建国したのかが分かったところで、テンペストが世界的に認められる大国になるまでを見ていきましょう。
建国当時は、まだ人類国家も魔王の国とも国交がなく、唯一ドワルゴンと正式な国交があるのみですが、それからすぐに開国祭を開くに至るのはなぜなのでしょう。
ミリム襲来とカリュブディス事件
テンペスト建国からすぐに付き合いを始めた魔王がいます。
それがマブダチのミリムです。
アピトのハチミツで懐柔されたミリムですが、問題を起こしながらも兄弟的な関係を続けていました。
そんな時に現れたのが、獣王国ユーラザニアからの使者フォビオでした。
フォビオはテンペストの魔物たちをスカウトに来ていましたが、対応していたリグルドを殴ったことでミリムの報復を受けることになります。
リムルの仲介で事なきを得ましたが、フォビオには憎しみが残りました。
そこで起きたのがカリュブディス事件です。
フォビオを依り代として復活したカリュブディスですが、ミリム・テンペスト・ドワルゴン連合軍で討伐。フォビオを救い出します。
その縁で、獣王国ユーラザニアの魔王カリオンと不可侵条約を締結。国交を樹立します。
リムルの外国歴訪
ミリムが帰ると、今度は外交の時間。
まずはカリオンの下(獣王国ユーラザニア)にベニマルをリーダーとする使節団を派遣。それと入れ替わりでユーラザニアから三獣士のアルビスとスフィア、フォビオの代理でグルーシスが使節としてテンペストを訪問してきました。
それから度々、ユーラザニアとの使節団の往来が行われることになりました。
続いて、リムル自ら武装国家ドワルゴンに親善訪問。
式典に参加して、ドワルゴン国民らに挨拶したり夜の蝶(エルフのお店)で楽しんで帰国しました。
その後、フューズやエレンの本拠地である人類国家ブルムンド王国に赴いて相互安全保障条約を締結して国交を結びます。
外交が終わると、今度は軍事となります。
まずは、ドワルゴンの隣国ファルムス王国にいよる侵攻です。
ファルムスがどのような国なのかはこちら!
この戦争で、ファルムス軍は全滅。国王と大司教と魔術師長は捕虜とします。それによって、リムルが真なる魔王に進化しました。
これを知った諸外国は脅威に感じますが、事態はこれだけにとどまりません。
続いて起こったのが、ミリムを支配したクレイマンによるユーラザニア侵攻です。
それ以前から魔王クレイマンを敵視していたリムルは、ユーラザニア救援とクレイマン軍討伐に軍を送り、クレイマンを他の魔王たちの前で討伐し、正式に魔王として世界に認めさせました。
一応、この段階で全世界に魔王リムルとテンペストが知られる王になるのですが、ここでは恐ろしい国と思われています。
聖魔激突!西方正教会との戦い
事態が大きく動いたのは、西方聖教会にヒナタとの戦いからです。
それ以前から、リムルは国のお披露目を計画していましたが、そのタイミングで七曜の老師(西方聖教会最高顧問)の陰謀に巻き込まれたヒナタが強襲してきました。
この戦いについてはこちら!
この戦いに勝利したリムルは、西方聖教会の主神ルミナス(魔王ルミナス=バレンタイン)と和睦して、100年の不可侵条約を締結して国交を樹立しました。
この時、信者向けにヒナタとリムルは引き分けたことになっています。
さらに、裏ではファルムス王国を滅ぼし友好国ファルメナス王国を建国しています。
これによって、最大宗教で人類のほとんどが信仰している西方聖教会に認められて、ファルメナス王国経由で西方世界の仲間入りも果たします。
各国の反応と開国祭への招待
戦いが終わり、いよいよ開国祭の準備が本格化していきます。
その一環として、内政担当のリグルドやリムル自身が各地に招待状を送っていきました。
この章では、招待状を受け取った国の内、書籍版で描かれている国や人の反応を見ていきます。
武装国家ドワルゴン
聖魔激突を受けて
ドワルゴンでは、ヒナタが負けた可能性が高いという報告が入って御前会議がひらっかれていました。
剣聖ヒナタはガゼル王と互角の力があるとされており、ヒナタにリムルが勝利したとなると、ガゼルよりも強くなったともいえるので、ドワルゴンは付き合い方の見直しを余儀なくされました。
大臣たちは、関係を改めようとする派閥と関係維持を唱える派閥で議論していましたが、素のリムルを知るガゼルは、建国時の後ろ盾になったことや同じ師匠(ハクロウ)に教えを受けた兄弟弟子ということを盾にして、関係維持を決めます。
大臣たちも、ガゼル王の意見に同意したことで国としてテンペストとの国交維持も決定しました。
ついでに、神聖法皇国ルべリオスとの協定締結も決定しました。
開国祭への招待
これで会議が終わると思いきや、テンペストのリグルドから招待状が届いていることが告げられて、新たな議題が生まれました。
王自ら参加するか否か。
ガゼルは、参加を即決しますが、大臣たちはそれに反対します。
いかに友好国とはいえ、魔物の国に国王を送るなど承認できないのでしょう。
それでも、ガゼルの説得で参加を承認。
それに待ったをかけた元老院の長老の一声で、ガゼルだけではなく、国を挙げての参加にグレードアップしました。
魔導王朝サリオン
サリオンの皇帝の居城。
ここに、皇帝エルメシアとエラルド公爵がいました。
どうして皇帝と公爵がいるのか。それは、エラルド宛のテンペストからの招待状について報告するため。
テンペスト行きと国交樹立、道路敷設などをエラルドが独断で決めてしまったことにエルメシアが激怒。そのせいで、一部予算が凍結してしまったから。
国政を預かるエラルドとしては、そういった事態は避けたいので、今回はすぐにエルメシアに報告。
招待状のあて先はエラルドですが、人数指定はないので誰を誘っても構わないと解釈したエラルドが、上司であるエルメシアを誘いに来たのです。
エラルドの娘でブルムンドの冒険者エレンは、エルメシアの親友であり、彼女からテンペストについて教えてもらっていたエルメシアは、既にテンペストという国や魔王リムルに興味津々。
その理由のひとつが、エレンとエルメシアの御用達のお菓子屋(吉田氏の店)がイングラシア王国からテンペストに移転するから。
そのため、エラルドの下に招待状が届いたことが不愉快だったのです。
ちなみに……
エラルドの母エリスは、皇帝エルメシアの祖母
エラルドの兄はエルメシアの父に当たるので、エレンとエルメシアはいとこ
もうひとつ、テンペスト(魔王リムル)に興味を見った理由が交渉力。
クレイマン討伐の国際会議(エラルドが初めてテンペストに行ったとき)の夜、テンペストとサリオンの間で道路を敷設することを決めた際、工事に関わる全てをテンペストが受け持つ代わりに通行税をテンペストに払うことになりました。
本来なら、テンペストでの公共工事は莫大な費用や歳月がかかり、それをテンペストにやらせるのは良い事です。
しかしエルフや魔王と言って不老不死に近い存在が相手となると、永続的に通行税を払わなくてはならないいけなくなるので、結果的にサリオンが損をすることになります。
エラルドとしては、数百年レベルで考えてサリオンに有利であるとっ考えていましたが、エルメシアは最終的にサリオンが損をすると分かっていましたので、エラルドを叱責するとともにリムルに興味を抱いたのです。
ということで、サリオンの精鋭部隊(魔法士団)を伴ってのエルメシアとエラルドの参加が決定しました。
ミョルマイル商館
ここまでは、招待状が送られた後の反応でしたが、今度はリムルが突撃して招待状を渡すケースです。
まずはじめは、テンペストの御用商人ミョルマイル。彼は、後にテンペスト幹部になるのですが、それが決まるのがこの時なのですが、どのように幹部に採用されたのかを見てっ見ましょう。
ミョルマイルのブルムンド本店にて
この日。
ミョルマイル本店には悪徳貴族カザック子爵が、エルフのお店を作るための相談に訪れていました。
しかし、高圧的で商売について全く知らない子爵にイライラを募らせていました。
そこへ、珍客が乱入します。
つい先日、正式に魔王になったばかりのリムル=テンペストです。
ミョルマイルとしては、悪徳貴族よりもはるかに重要な相手。
魔王だからというより、ビジネスパートナーとして重要な存在であり大恩ある人物なので、早々にカザック子爵を帰すことにします。
その裏には、悪徳貴族と手切れしたかった思惑もあったようですが。
リムルが提案したビジネス
- ラーメンの開発と販売(ラーメン店の経営)
- ハンバーガーの開発と販売(ファストフード店の経営)
- テンペスト産の回復薬の販売請負
これによってミョルマイルは、莫大な利益を手にしており、テンペストも外貨獲得できています。
ミョルマイルをスカウト
カザック子爵以外の面会希望者にも帰ってもらって、ミョルマイル私邸に移動します。
そこで、リムルはミョルマイルに任せていた試験的な商売をテンペストで店を開いて本格的に売ることを提案します。
すでに、人材育成は済んでいるのでミョルマイルも了承したのですが、ここでリムルから爆弾発言が……
「ヴェルドラが鉄板焼き屋をやりたいっていうから、手助けしてくれる人材を5人ほど用意してくれないか?」
その言葉には、さすがのミョルマイルも驚きを隠せません。
復活したとは知っていたけど、まさか自分が暴風竜ヴェルドラの対応することになるとは、と思いながらも、ヴェルドラに偽名を名乗らせることで手を打つことにしました。
これで、飲食店関係は分かったのですが、ここからがすごかった。
リムルは、一大祭典である開国祭を観光の起爆剤にしたいと思っているものの、魔物たちには専門家がいない。
ベスタ―であれば、ある程度の知識はあると思いますが、それでも人間社会を熟知したミョルマイルには敵いません。
そこで、リムルはミョルマイルに闘技場や劇場などの興行の責任者をしてもらおうと誘ったのです。
その代わりとして、財政担当の長官としてテンペストの幹部の席を用意することになります。
急な誘いではありましたが、すぐにテンペスト行きを決意します。
そして、ブルムンド本店を番頭のバッハに任せて、すぐにテンペストへと旅立ちました。
財務担当(ミョルマイル)を新たに雇う理由
シュナが担当している帳簿付けでは領内(ジュラの大森林)全域や拡大する交易などまでは対応しきれない。
そこで、金勘定のプロである商人のミョルマイルを責任者として呼んで財務の健全化を進めるため。
リムルのお小遣いアップ。
ミョルマイル邸を出て
闘技場(コロッセオ)の設計図を智彗之王の力を使って書き起こして、それをランガ便でテンペストへ。ついでにカザック子爵対策で護衛(ゴブエモン)をミョルマイルに付けることにしました。
自由組合ブルムンド支部
続いて尋ねたのは、自由組合ブルムンド支部――フューズです。
突然の魔王訪問に驚きつつ、西方聖教会を止められなかった事を詫びるフューズ。それを笑って許すリムルは、これまでの経緯をザックリと説明します。(ルミナス関係は内緒)
世間話が終わったところで、フューズ宛と国王宛の手紙を招待状を手渡します。
ブルムンド王とは面識がありますが、突然魔王が訪問したとあっては大問題となるのでフューズに届けさせることに。
他の西方諸国にも、組合支部(ギルド)に届けて国王に届けさせています。
後は、フューズが自由組合総帥ユウキ=カグラザカが心配してオタと言っていたことで、思い出したようにユウキの招待を決めたリムルは、手早く招待状を作成してフューズにてわたしました。
そして、帰り際にミリムも参加するという爆弾発言をして去っていきました。
鉄板焼きや頑張る配下たち
招待客の反応は様々でしたが、今度はテンペスト内の準備状況を見てみましょう。
シュナ
シュナは、料理全般の責任者として料理人たちに指示を出しながら、自らもケーキやスイーツを販売しる喫茶店の準備のために、イングラシア王国から異世界人の吉田氏をテンペストに呼び込む交渉を行いました。
その方法は、吉田氏を唸らせるスイーツを作ること。
結果は見事に成功。吉田氏をテンペストに引っ越させることができました。
ベスターとガビル
研究開発部門のベスタ―とガビルは、開国祭で発表するために回復薬の研究をレポートにまとめたり台本を創ったりと大忙し。
その目的は、熱意ある研究者の呼び込み。
まとめ
今回は、これにて終了です。
長くなりそうだったので、ここで切らせていただきましたが、他にも開国祭関連の記事を出していきますのでお読みください。
ちなみに、あなたが好きな開国祭エピソードは何ですか?
僕は、今回紹介したミョルマイル君のくだりです。
今後も、転スラをはじめとしたアニメの記事をアップし続けますので応援よろしくお願いします。