大人気なろう系ファンタジーアニメ転生したらスライムだった件(以下、転スラ)で、主人公リムルの前に立ちはだかる人類の守護者。
それが、西方聖教会でありその母体であるルミナス教です。
転スラ世界の世界宗教であり西方諸国の多くで信じらています。
そこえ今回は、ルミナス教と西方聖教会の違いやその歴史などをご紹介していきます。
ルミナス教とは
ルミナス教がが生まれた理由は、人間の血を効率的に集めるため。
魔王ルミナスは、吸血鬼の女王であり吸血鬼たちを束ねる存在。
そんな彼女が、配下に用意しなければならないものは、食料となる血。
それを効率よく継続的に集めるために宗教が必要でした。
それがいつしか、世界宗教となり東の帝国以外の人間国家の国教的な宗教になりました。
我々の世界でいうところのキリスト教のようなものです。
西方聖教会とは
西方聖教会とは、ルミナス教を世界に広めるための教団で、世界各地に教会を持っています。
作られた当時は布教組織でしたが、今ではルミナス教の本拠である神聖法皇国ルべリオスと同等以上の勢力となっています。
その理由としては、教会を通じて各国に影響力を持っていることに加え、信者を魔物から守る名目で置かれている神殿騎士団(テンプルナイツ)と呼ばれる軍隊の存在。
西方聖教会の組織
- 各地の教会には司祭や司教が着任
- それらを束ねるのがイングラシア王国の本部にいる司教や枢機卿
- 聖教会の主力軍は聖騎士団(クルセイダーズ)
- 実質的なトップはルべリオスの法皇庁にいる執政官のニコラウス枢機卿
- 軍の命令権は法皇庁が握る
ルミナス教&西方聖教会の歴史
ルミナス教や西方聖教会についてなんとなく分かったところで、まずはルミナス教の歩みを見ていきましょう。
神聖法皇国ルべリオスの建国
まずは、どのように神聖法皇国ルべリオスができたのかをお話しましょう。
初期のルミナスが治める国は、人間を守る宗教国家ではなく、それどころか人間を奴隷として扱う吸血鬼の楽園的な国でした。
それがどうして宗教国家に変わったのか。
そこに大きく関わってくるのが、暴風竜ヴェルドラです。
ヴェルドラの戯れで、ルミナスの国が立て直せない程に崩壊。
そして、場所を変えて建国されたのが神聖法皇国ルべリオスです。
しかし、ここでもまだ力による民衆支配が行われています。
※これは2000年前までの話です。
七曜の老師と近衛師団の成立
このころから、ルべリオスに攻め込む勇者や強者が現れます。
その代表が、当時の勇者グランベル。
彼がルミナスに臣従しあとから集まった6人を合わせて生まれたのが七曜の老師です。
また、強者たちが集まるにつれて自然に法皇直属近衛師団が結成されました。
激動の100年
大きく事態が動いたのは1200〜1300年前のことです。
法皇庁の下部組織として西方聖教会が成立して、布教活動を担当していました。
ルミナス教が西方諸国の一大宗教として定着。
神殿騎士団を派遣してさらに地位を向上されます。
その一方で、ルミナス教団内では腐敗し始めます。
その証拠に、七曜の老師によって枢機卿候補だったアダルマン大司教が失脚させられました。
腐敗を嫌うルミナスが、法皇を通して七曜の老師に腐敗の排除を命じたことで、七曜は執政官を辞して最高顧問として西方聖教会を管理することになります。
その代わりに、枢機卿の中から執政官を選ぶ体制へと移行することになりました。
ちなみに、この時からルミナスは魔王職をロイに任せて人類の脅威として利用しています。
ヒナタの登場
最近(といっても数年前)になって登場したのがヒナタサカグチ。
ヒナタは、異世界人でありルミナスに敗北して臣従した騎士です。
しかし、七曜と違ってヒナタはルミナスに溺愛されています。
当然、七曜としては面白くありません。
そこで、七曜はヒナタに聖教会の立て直しを命じてルミナスから遠ざけます。
しかし、ヒナタは聖騎士団の強化をして西方聖教会の地位向上に貢献しました。
そのおかげで、法皇庁の下部組織だった西方聖教会が同等の勢力を持ちに至りました。
以上、ルミナス教と西方聖教会の歴史でした。
西方聖教会の軍事力
ここでは、先ほど名前だけ紹介した2つの騎士団「聖騎士団」と「神殿騎士団」を解説します。
聖騎士団(クルセイダーズ)
西方正教会が誇る主力戦力。
率いているのは、ルミナスの友人にして最側近の異世界人ヒナタサカグチ。
Aランク以上の強者、百十余名で構成されています。
任務は、ルミナス教の敵——魔物の討伐。
アニメ3期では、この任務の一環として魔物の国テンペストに攻め込みます。
聖騎士団の隊長たち
- 光:レナード・ジェスター(副団長)
- 空:アルノ―・バウマン
- 地:バッカス
- 水:リティス
- 火:ギャルド
- 風:フリッツ
神殿騎士団(テンプルナイツ)
各地の教会に所属している騎士団。
教会の影響力に源泉になっている軍事力で、ファルムス王国ほどの大国には3千名の騎士団がいます。
西方聖教会の軍事力でありながら、緊急時には本国(ルべリオス)の法皇直属近衛師団の命令を受ける場合もあります。
ルミナス教の軍事力:法皇直属近衛師団(ルークジーニアス)
西方聖教会の軍事力をが分かったら、今度はその本体であるルミナス教が持ち軍事力を見ていきましょう。
それというのが法皇直属近衛師団。
総勢33名の少数精鋭の部隊で、災厄級の魔物に対抗できる英雄たちの集まりです。
彼らを率いるのは、聖騎士団長のヒナタサカグチ。
近衛師団も、アニメ3期に登場するでしょう。
近衛師団の中心人物(三武仙)
- サーレ
- グレゴリー
- グレンダ
十大聖人と七曜の老師
次は用語解説的なもの尾になりますが、どちらも西方聖教会では重要な存在です。
十大聖人
ヒナタサカグチをはじめとして、法皇から聖人に認定された住人の騎士を言います。
聖人とは、魔王に対抗できる存在ということで作られた称号ですが、実際に彼らが魔王と戦うことは1度しかありません。
それがアニメ3期の序盤です。
十大聖人
- ヒナタサカグチ
- 聖騎士団の隊長6人
- 法皇直属近衛師団の三武仙
七曜の老師
西方聖教会の最高顧問でありルミナス教の重鎮が七曜の老師です。
彼らにはヒナタサカグチであってもそう簡単には逆らうことはできません。
そのせいで、ある事件が起きるのですが、それはアニメ3期を見るか書籍7巻をお読みください。
彼らは人間でありながら、寿命がない精神生命体のような存在。
伝説的偉人や英雄ということで信者には納得させていますが、その裏にはルミナスの寵愛の力が関わっています。
七曜の老師
- 日曜:グラン(グランベル・ロッゾ)
- 月曜:ディナ
- 火曜:アーズ
- 水曜:メリス
- 木曜:サルン
- 金曜:ヴィナ
- 土曜:ザウス
おわりに
以上で転スラ世界の一大宗教ルミナス教と西方聖教会の解説は終わりです。
このほかにも、転スラ解説記事を題してますのでよろしければお読みください。
参考書籍:転生したらスライムだった件公式設定集8.5