薬屋のひとりごとは、中華風の帝国――茘の帝都を舞台としたミステリーラブコメです。
主人公マオマオは後宮に売られてきた薬屋の少女に過ぎませんでしたが、ある宦官のおかげで上級妃に仕える侍女に出世。一時は解雇されますが、上級妃が懐妊してすぐに復職しています。
その立役者こそ、今回ご紹介する壬氏です。
謎のイケメン宦官である壬氏ですが、彼の正体は皇帝の弟華瑞月です。
この身分のせいで、何度か暗殺されかけていますがマオマオの助けを借りて難を逃れています。
一方で、薬屋のひとりごとの魅力の一つともなっている壬猫コンビの壬の方である壬氏は、ことあるごとにマオマオにちょっかいおかけています。
この記事では、そんな壬氏の基本情報から物語での活躍を見ていきましょう。
基本情報
- 声優:大塚剛央
- 本名:華瑞月
- 年齢:18歳
- 在住:後宮
- 身長:181cm
ジンシ出生の秘密
壬氏は、公式には皇弟(皇帝の弟)ということになっています。
しかし、実際には先帝の妃と同日に出産した阿多妃の子なのです。
このことは、アニメ第1クールの阿多妃が後宮を出るときにマオマオが指摘しています。(ここではまだ可能性の段階です)
なんで阿多妃の子が皇弟ということになっているのかというと、皇弟(先帝の妃が生んだ皇子)のことを母親が嫌っていたから。また、阿多妃が我が子に障害が残る可能性を考えたから。
両者の利害が一致したことで子供の取り換えが行われたのです。
そのことが原因で、最終的に阿多妃の侍女頭が極刑になってマオマオが解雇になるのですが、それについてはマオマオの解説記事で読んでください。
この秘密は、阿多妃と限定のみ知っており、壬氏はおそらく知っているのではないでしょうか。
皇位継承権1位の男
壬氏が13歳になると、父である先帝が崩御します。
それによって、皇位継承権第1位となった壬氏ですが、見た目は青年で中身は子供なので、堅苦しい東宮生活を避けるために現帝と賭け碁をします。
その賭けになったことで、東宮生活を免除されて後宮の管理人となりました。
その代わり、現帝の仕事を代わりにやったり皇弟牙必要な時に顔を出したりという仕事はしっかりとこなします。
ちなみに、この時に壬氏の補助をしていたのがアニメ第2クールでマオマオと一緒に捜査を担当している馬閃です。
また、皇弟としての仕事ができない場合は、実母で壬氏にそっくりな阿多妃が身代わりになっています。
暗殺されかける壬氏
ここからは、アニメの話もネタバレも含んできます。
実は、壬氏は暗殺されかけています。それも2回も!
皇弟で後宮の管理人なんだから当然でしょ?
そう思う人もいるでしょう。
確かに、壬氏ほどの権力者になれば目障りに思う者共がうじゃうじゃいます。
その中で最も邪魔に思っている人物が、養母ともいえる先帝の妃(安氏)です。
彼女は、楼蘭妃や翠苓(壬氏の官女)の母で、安氏は娘たちや夫を利用して皇弟である壬氏を暗殺しようとしたのです。
第1回暗殺未遂事件
※ここで詳しく書いてしまうとアニメがつまらなくなって今うので、ここでは暗殺までに起きた関連事件と暗殺未遂の結末のみお伝えします。
関連事件
- 倉庫の爆発:爆発を目くらましとして別の倉庫から祭具を盗む
- 官僚の毒殺:祭事担当の官僚が弟に毒殺される。(おそらく厳しい官僚だから邪魔になったのでは?)
- 飾り職人の死:低温で解ける金属を使った金具を作った人物の死
これだけ聴いても暗殺との繋がりが分からにでしょうから、ここからはざっくりと暗殺未遂事件についてお話します。
事件が起きたのは、壬氏が皇弟として参加する祭事。
そこには、垂れ幕があるのですが、その垂れ幕の元の柱を天井から支える柱に細工が施されていたのです。
その細工こそが、第3の事件で出てきた金属の使用です。
第1の事件で元々使うはずだった金具などが盗まれて、その監督者であろう官僚が殺害されたことで成立した装置です。(おそらく)
この装置の下では、祭事用に火が焚かれており、いつ柱が落下してもおかしくない状況でした。
そこに登場したのがマオマオです。
口で言っても間に合わないし、一介の女官に過ぎないマオマオのいうことを皇弟が信じないと踏んだマオマオは、祭事に乱入して命がけで壬氏を助けました。
その時の挿入歌が話題になっていたので載せておきます。
第2回暗殺未遂事件
※ここからはアニメ2期以降のネタバレ注意
第2回に関しては、第1回と違って夫(子昌)が起こした分かりやすい暗殺未遂です。
ある日、皇弟壬氏が朝廷の高官である子昌の招きを受けて領地の子北州で狩りをすることになります。
この時のマオマオは、部屋付き下女だったので随行しています。
※この時はまだ、マオマオは壬氏が皇弟であると確信していません。(疑ってはいると思う)
そして、事件が起きたのが壬氏と子昌が話していた時でした。
周囲を警戒していたマオマオが、違和感を察知して壬氏の方へ駆け寄ったときに鉄砲で狙撃されてしまいます。
どうにか壬氏とマオマオは、滝の裏に隠れて難を逃れるのですが、マオマオが倒れた拍子に壬氏のブツを発見してしまいます。
未だに壬氏が宦官だと思っていたマオマオは当然驚きます。
しかし、頭がいいマオマオは流されるままにしrなかったことにしました。
その後は、助けに来た李白と共に実行犯を捕らえます。
暗殺事件の結末
これらの暗殺計画の失敗を受けて、首謀者「子の一族」は反乱を起こそうとしました。
その過程でマオマオが誘拐されてしまいます。
それを知ったマオマオの実父羅漢は、養父羅門と共に壬氏に反乱軍討伐とマオマオ救出を要請。
壬氏は、この要請を受けて皇弟華瑞月として禁軍を率いて子の一族を討伐。マオマオを救出しました。
まとめ
壬氏についてはお判りいただけましたか?
皇弟でありながら後宮の管理もしている壬氏ですが忙しいのにマオマオにちょっかいを出して遊んでいますが、ゴールインはするのでしょうか?
今後も目が離せない二人ですが、今回はここで終わりです。
もっと知りたい方は、アニメを見るかマンガやラノベを読んでください。
薬屋のひとりごとの基本的なことは下記の記事にありますのでそちらをご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
他にも「薬屋のひとりごと」や「転スラ」の情報をまとめた記事がありますので読んでみてください。