大人気なろう系ファンタジー転生したらスライムだった件(以下、転スラ)で、最初の大変身を遂げたホブゴブリン――リグルド。
リムルが登場する以前から村を治めており、テンペストが権っ国されてもなく文官のトップに君臨しています。
ですが、戦闘力はゴブタやベニマルと比べてかなり低いのに、どうして首脳陣に名を連ねているのでしょう。
この記事では、リグルのについての基本的なところ話しつつリグルドの凄さをプレゼンしていきます。
リグルドのプロフィール
- 名前:リグルド
- 声優:山本兼平
- 種族:ゴブリン➡ホブゴブリン
- 出身:ジュラの大森林➡ジュラ・テンペスト連邦国
- 称号:ゴブリンキング
総理大臣リグルドの誕生
冒頭でもお話したように、リグルドは超一流の文官でありテンペストの総理大臣的存在です。
ここで疑問があるとすれば「どうしてリグルドは文官としてリムルに仕えることになったのか?」ではないでしょうか。
それを解説するには、リグルドがリムルに仕える過程からお話した方がいいかもしれない。
ゴブリン滅亡の危機を救うリムル
リムルと出会う以前のリグルドたちゴブリンは、洞窟に封じられている暴風竜ヴェルドラが放つ魔素によって守られていました。
しかし、リムルがヴェルドラを縛るスキル(無限牢獄)ごと捕食してしまい、ヴェルドラの影響が消滅してしまってからは、状況が一変してしまいます。
ゴブリンの生息域外にいる格上の魔物に狙われるようになったのです。
その代表が、一般的にウルフと言われる牙狼族。
牙狼族は、ゴブリンたちが暮らすジュラの大森林の支配を目論んでいました。
牙狼族とゴブリンでは格が違いすぎます。
このままでは、遅かれ早かれゴブリンは滅ぼされてしまうでしょう。
そこに現れたのが、ヴェルドラ消滅事件の張本人リムルでした。
リムルとゴブリンの出会いは、大量の魔素を垂れ流すスライムを警戒したリグルドの息子(リグル)たちが接触を図ったことにはじまります。
リグルたちは、リムルを村へと案内して牙狼族への対抗協力を依頼します。
最初は渋るリムルは、負傷したゴブリンを見て協力することにしました。
準備を整え、後は牙狼族が攻めてくるのを街だけとなり、そして……
結果的には、牙狼族のボスと数体の下っ端を討ち取り勝利します。
その後、投降してきた牙狼族がゴブリンたちと合流。
そのままリムルに仕えることになりました。
これが、リムルとリグルド(ゴブリン)の主従関係の始まりです。
村の発展の裏にリグルドあり
ゴブリン&牙狼族を束ねるようになったリムルが、次に手を出したのは技術者のスカウト。
そのために、リムル自らドワーフの国——武装国家ドワルゴンへ出向くことになります。
しかし、そうなると問題が生じます。
その問題というのが、リムル不在の村をどうするかです。
そこで白羽の矢が立ったのが、以前から村を治めていたリグルドです。
リムルに仕える以前のリグルドは、今にも死にそうなおじいさんでした。
しかし、リムルの配下となって名を得てからは、若返ってマッチョなおじさまに進化していました。
それに伴って、能力も向上しているので、まとめ役にはもってこいの人材だと判断したのでしょう。
結果としては、リグルドの抜擢は正解でした。
ドワルゴンから帰っても特に問題は起きておらず、新たに仲間に加わったドワーフ(カイジンとドワーフ3兄弟)ともいさかいなく村を治めていたのです。
それを見ていたリムルは、ますますリグルドを信頼し、村の統治を任せるようになります。
というか、面倒事を押し付けているともいえるのですが。
その後も、人類国家や獣王国など新たな外交相手が出てきても、りうる度を中心とした文官チームが対応しジュラ・テンペスト連邦国の地位を向上させていくのです。
以上が、リグルドの文官としての姿でした。
リムルの腹心リグルド
リグルドは、テンペストの統治のほかにも、リムルの腹心として色々と苦労しています。
今回は、その中でも代表的なエピソードをご紹介します
魔王への対応
リグルドの頑張りが分かるエピソード。
それはアニメ1期の後半で登場した魔王ミリムの滞在記です。
ミリムが来た理由としては、その前に起きたオークディザスター魔王ゲルドの討伐です。
その戦闘の記録映像を見たミリムが、リムルに興味を持ち挨拶に来たのです。
最初こそ挨拶のつもりでしたが、リムルが魔王になること以上の楽しみを知っていることが分かり、それを知るべくテンペストに滞在することを決めます。
これが、リグルドをはじめとする幹部たちの苦労の始まりでした。
事件その1:マブダチ発言
ミリムの滞在が決まったその日。
リムルは住人を広場に集め、ミリムを客人として泊めることを告げます。
事件はそのタイミングで起きました。
ミリムがリムルとマブダチであると宣言をしたのです。
これのどこが問題なのかというと……
リムルとミリムが同盟を結び、テンペストがミリムの庇護下に入ったことを意味するからです。
これによって、他の魔王と敵対関係になりやすくなってしまいました。
それと同時に、ミリムの接待も必要になったのですが、合議の末に接待をリムルに一任することにして、リグルドたちはそれ御補佐することになりました。
これによって、通常業務も行えるようになり、どうにか外交や行政は問題が起きませんでした。
事件その2:獣王国からの使者
ミリムがやってきてしばらくが経った頃。
ミリムと共にゲルドとの戦いを見ていた魔王カリオンが、テンペストに向けて使節団を派遣いしてきました。
その代表でカリオンの側近(三獣士)のひとり黒豹牙フォビオです。
リグルドの頑張りが分かるのは、フォビオを出迎えた時です。
この時、リムルは離れた場所にいてすぐには駆けつけられませんでした。
そこで、代わりにリグルドが出迎えることになります。
事件はその時に起きました。
リグルドに出迎えられたフォビオは、開口一番こんなことを言い放ったのです。
「テンペストの住民は全員カリオン様の配下になれ」
こんな要求、リグルドとしては応じるわけにはいきません。
しかし、返答次第で魔王カリオンとの関係が最悪になってしまいます。
そこで、やんわりと断ろうとしたのですが、血気盛んで高圧的なフォビオとしては不服だったらしく、リグルドの顔面を一撃。
それでも怒らないリグルドでしたが、ひとりだけだい激怒してしまいます。
それがミリムです。
リムルが到着したころにはフォビオは気を失いリグルドは重傷を負っていました。
それでも主人に心配掛けまいとやせ我慢をしていました。
その惨状を見たリムルは、リグルドを回復させるとともに、ミリムに昼飯抜きを言い渡しました。
おわりに
以上でリグルドについての解説は終了です。
今回は、基礎的な部分のお話とエピソード紹介だけでしたが、このブログには多くの転スラ二関する記事が投稿されていますので、ぜひ他の記事も読んでいってください。
ちなみに、今回参考にしたのは、原作小説に加えて公式設定資料集です。
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