なろう系中華ミステリー「薬屋のひとりごと」
2023年10月からの6ヶ月にわたって放送されて、誰もが知る名作アニメとなる以前から名作として知られていました。
薬屋のひとりごとは、中華世界の後宮や花街が舞台なので女の子キャラがたくさん出ます。
一方で、数は少ないですが男性キャラクターも活躍しており、壬氏や高順のように毎回のように登場するキャラもいれば李白のようにちょっとだけしか出ないキャラもいます。
今回は、アニメのチョイ役男子の中から馬閃を紹介します。
アニメでは、海藻を使った事件や彫金細工師の遺言調査でマオマオの補佐をしたり、花街で壬氏とマオマオを尾行をしたりとかなり重要な役をこなしています。
それもそのはず、壬氏の保護者である高順の二男にして皇弟の補佐官というエリートなんです。
それだけではないのですが、これ以上言ってしまうと、これから話すことがなくなってしまうので、これくらいにしておきます。
それでははじめていきましょう。
プロフィール
- 担当声優:橘龍丸
- 出自:馬の一族
- 初登場年齢:19歳
- 役職:皇弟(華瑞月)の補佐官
馬閃と壬氏&高順コンビ
プロフィールにも書きましたが、馬閃は名門の馬の一族出身です。
馬の一族は、代々皇室の方々の護衛を担当する武官の家系。
馬閃も、皇弟の従者ととしての仕事をしています。
ここで気付いた方もいると思いますが、皇弟とは後宮の管理人である壬氏の正体。
壬氏の従者は高順ですから、普段は皇弟の代役の従者をしています。
皇弟の従者という大役を務めているにもかかわらず、馬閃は馬の一族の長でもなければ家督も継いでいません。
ではどうしてそんな出生ているのか。
それは、皇弟壬氏や高順との関りにあります。
馬閃と高順
まずは高順との関係ですが、彼らは親子です。
ただ、二男ですので家督は……継ぎます。
馬閃には馬良という兄がいるのですが、やや問題ありということで馬閃が次期当主となっています。
馬閃と壬氏(華瑞月)
馬閃と壬氏の関係は、単純な主従関係だけではなく乳兄弟にして幼馴染という間柄でもあります。
だからこそ、壬氏は馬閃を信用して従者にしたりマオマオを任せたりしているのです。
ただ、壬氏は皇弟ですから
馬閃一家
続いては、馬閃の家族をもう少し見ています。
父の高順については先ほど説明しましたので割愛します。
母:桃美(タオメイ)
片目を失ったやり手母ちゃん。
高順の6つ上の姉さん女房で3人の子持ち(男2・女1)
桃美は、高順の前に馬の一族の本家の男性と婚約していました。しかし、婚約者は桃美よりも無能とされて馬鹿にされていたため、それに怒った婚約者が桃美を暴行。
結果的に桃美は片目を失い婚約破棄となります。
婚約者は逃亡してしまい、代わりとして分家の高順が養子として本家入りして桃美と結婚しました。
だからこそ、馬の一族の面々は彼女の言うことを聞くしかない状態なのです。
姉:麻美(マーメイ)
高順の唯一の娘。
反抗期が激しかった分、それが終わっても高順と不仲だったりします。
ただ、母親に似て何でもできちゃう万能主婦な面を持つ。
兄:馬良
頭脳派で文官気質。
科挙(国家公務員試験)の最難関部門(進士)に合格する秀才。
天才ではありますが、武官の家系である馬の一族としては使えない人材。
なので、廃嫡とまではいかないまでも家督継承権を持たなくなりました。
また、虚弱体質な上に人見知りということもあり、仕事もうまくいきません。
彼の奥さんは、諜報一族の巳に一族出身で、スパイとしても技術を持っている。
ただ、今回は、馬閃の紹介なので割愛します。
馬閃の働きぶり
続いては、馬閃の仕事ぶりを紹介します。
普段の働きは、皇弟代理(たまに本人)の従者として怪しまれないようにカモフラージュする仕事をしていました。
その一方で、必要に応じて壬氏や高順に駆り出されることもありました。
そこで今回は、第1回壬氏暗殺未遂に関連した事件の捜査と第2回暗殺未遂事件をご紹介します。
マオマオとの捜査
これは、アニメ1期第2クールの前半で放送された壬氏暗殺に関連した事件の捜査です。
この時にマオマオと馬閃が初対面しています。
高官毒殺未遂事件
馬閃との初めての捜査は、祭祀を担当する高官が食中毒で倒れた事件。
下女マオマオでは捜査できないので、馬閃を捜査官としてマオマオが補佐として同行する形になりました。
そして、馬閃の働きとしては暴走するマオマオの制御とマオマオのヒントを元に捜査したりお願いを聞くこと。
その結果、入ってくるはずがない海藻が怪しいことが分かり、そこから芋ずる式に事件の真相が分かりました。
まず、海藻は地方の港から用意されていた海藻を仕入れていた。それを高官に出したのが高官の弟だったことが判明して事件は解決しました。
彫金細工師の遺言
次の事件は、亡くなった彫金細工師の遺言の調査。
事件捜査ではないものの、壬氏経由で羅漢が依頼してきた調査案件ということもあり、マオマオと馬閃が出向くことに。(この時はまだ依頼人が羅漢だとはマオマオは知りません)
急死した彫金細工師が残したのは、長男に作業小屋・二男には小屋の中央に固定された箪笥・三男には金魚鉢。
それに加えて遺言「たまにはみんなで茶会でもしなさい」のみ。
最初は意味が分からなかったが、実際に茶会を再現してその意味が判明。
外から差し込む光が金魚鉢によって曲げられて、小屋の中央に置かれた箪笥の詰まった鍵穴に集中。日が隠れるタイミングで鍵穴から煙が出て鍵穴が使用可能に。
鍵穴をふさいでいたのはハンダで、それが溶けてカギとなり、そのおカギで別の段をあけると、そこには鉱石がありました。
そこからマオマオは、三兄弟が助け合うことを彫金細工師が求めていると断定しました。
以上が、第1回壬氏暗殺未遂に関連した捜査でした。
子北州での暗殺未遂事件【ネタバレ】
これが起きたのは、原作小説3巻の最後の方。
文官トップの子昌の招きで、皇弟(壬氏)が下女のマオマオや従者の馬閃を伴い子昌の領地を訪問。
ちなみに、宦官壬氏は毛席で代理として高順が同行しています。
そして、狩りが行われて単独行動をしていた皇弟とマオマオは刺客のはなった銃弾で負傷。
刺客から逃げる壬氏たちは、武官李白が保護して反撃開始。
馬閃は、マオマオや壬氏の指示通りに動いて犯人を炙り出しました。
その後は、真犯人の捜査を後回しにして、何事もなかったように帰京を果たします。
まとめ
いかがでしたか?
馬閃は、高順の息子というだけあって超有能。
口数の少ない皇弟の通訳をしたり暴走機関車マオマオ手綱を握ったり、真面目過ぎること以外はもしかしたら高順を抜いてるかも!
しかも、原作ではすでに婚約者がいる。それも飛び切り可愛い女の子。
ただ、これはかなりのネタバレになるかと思い割愛しました。気になる方は原作小説をお読みください。
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