大人気なろう系ファンタジー「転生したらスライムだった件」こと転スラ。
今回は、アニメ本編というよりも映画やオリジナルアニメで主役級に目立っていたキャラクターを紹介します。
ルミナスやディアブロからはヴィオレと呼ばれている彼女は、とあるゲームをきっかけに基軸世界(転スラ世界)にいたずらを仕掛けては邪魔され続けていました。
そんな彼女の名前は『ウルティマ』と言います。
ヴィオレという名は、原初の紫としての通称であり本名という訳ではありません。ウルティマこそが真なる名であり、ヴィオレ時代とウルティマになった後では性格や生活など様々なことが変わりました。
前置きが長くなりましたが、さっそくはじめていきましょう。
原初の悪魔とは
ヴィオレやディアブロなどの最上位の悪魔を“”原初の悪魔と言いますが、彼らは天地創造の時代から良く続けている最古の悪魔であり、知恵ある他の悪魔は大体が原初の悪魔の眷属です。
魔王ミリムの父であり転スラ世界を創ったヴェルダナーヴァがいた時にはすでに転スラ世界に介入していたほどの神話級の存在です。
原初の悪魔についてはこちらの記事にもかしく書かれています。
ウルティマ(ヴィオレ)の基本情報
- 通称:原初の紫・ヴィオレ
- 役割::ラージャ小亜国の女神・テンペスト検事総長
原初の中で比較的誕生が遅い亜空まであり、同じ悪魔3人娘(あとで解説)のカレラとはことあるごとに喧嘩しています。
ただ、仲間と認めた相手にはフレンドリーで、自分より明らかに弱い相手にも「おっちゃん」と呼んだり、おっちゃんに「嬢ちゃん」と呼ばれても明るく対応しています。
ヴィオレのイタズラ
ここからは、エピソード紹介になります。
まずは、映画やオリジナルアニメに登場したヴィオレ時代のイタズラ?(部下の暴走)をご紹介。
紅蓮の絆編『ラージャ小亜国』
まずは映画から。
ラージャ小亜国は、ジュラの大森林に隣接する小国で、鉱業や観光業が盛んです。
この国は、ヴィオレが女神として守護する代わりに、依り代となる女の子が生まれた際には依り代としてもらい受けることになっています。
その依り代こそが、この映画のヒロイン[トワ]女王でした。
ただ、それを知ったヴィオレ配下のラキュアが暴走して、若いうちからトワを差し出させようとしています。
その方法は、湖を汚染させるなどして国を衰退させたりトワを衰弱させるちう強引な方法でした。
これに激怒したリムルは、ディアブロをヴィ俺のもとに派遣して、ラージャへの干渉をやめさせますが、ラキュアはトワの従者ヒイロを暴走させ自害に追い込みます。
しかし、それを許さないトワは、ティアラに込められたヴィオレの力でヒイロを蘇生。その代償でトワが消滅いてしまいます。
リムルですら助けられない事態を、ヴィオレが部下の暴走の謝罪ということでトワを助けてハッピーエンドです。
※ちなみに、この時の時系列じゃアニメ2期終了後です
コリウスの夢『コリウス王国』
続いては、オリジナル配信アニメ『コリウスの夢』です。
今回は、神聖法皇国ルべリオスに隣接するコリウス王国が舞台
ただ、今回は王子2人による後継者争いと王女の看病がメイン。
もちろん、王子の対立を煽ったのも王女を弱らせたのも、ヴィオレの配下グスタフとカールによるもの。
しかし、早い段階で企みを察知したリムルは、ベニマルとソウエイを呼び寄せて、王子同士のびりょくよとつを回避。
そして、カールはリムルたちが足止めして、カールを吸収したグスタフをヴィオレが粛清したことで事件は解決しました。
この事件で、リムルに同行したパウロは「魔王から借りパクした男」として有名になったりいます。
※この物語は、リムルが自由学園の先生だった頃の出来事です。
ウルティマ誕生物語と悪魔3人娘
ここからは、転スラ本編でのヴィオレがどのようにウルティマという名前を得たのかを見ていきます。
アニメ4期以降のネタバレを含みますのでご注意ください。
悪魔3人娘
ヴィオレ時代から、女性の悪魔3人組でよく遊んでいました。
その3人というのが……
- 原初の白(ブラン)
- 原初の黄(ジョーヌ)
- 原初の紫(ヴィオレ)
この関係を利用したのが、ブランを嫌う原初の黒(ロワール)――後のディアブロです。
ディアブロは、誰が先に基軸世界で受肉するかを競わせました。
この結果、先ほど紹介した事件が起きたのです。
ディアブロからのスカウト
リムルからの褒美で、部下の勧誘を許されたディアブロは、真っ先に3人娘の元へ。
そして、スカウトの結果ブランは大人しく同行。
ジョーヌとヴィオレは、ディアブロのスカウトを断りますが、力ずく同行させられました。
そして、リムルにあった途端に3人はリムルの底知れぬ力を知り心酔。そのまま配下に加わりました。
そうして名を与えられてウルティマが誕生しました。
- ブラン→テスタロッサ
- ジョーヌ→カレラ
リムル配下としての働き
リムルに仕えることになったウルティマですが、戦闘要員としてだけでなく、検事総長としてテンペストの取り締まりを担当。
前任者とも仲良くしており、比較的平和に過ごしています。
また、ダグリュールやルミナスと付き合いがあり、天魔大戦では魔王軍側でありながら天使軍にいたダグリュールを助けることに協力していたりします。
まとめ
ウルティマ(ヴィオレ)について、少しはお判りいただけましたか?
これでも原作のネタバレをなるべく避けた解説となっています。
より詳しく知りたい方は、実際に書籍をご購入の上でご自身でお確かめください。
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