薬屋のひとりごとは、中華風国家「茘」を舞台としたミステリーラブコメです。
この記事では、薬屋のひとりごとの主人公である猫猫をご紹介。
都の花街(歓楽街)の小さな薬屋で育った少女で、高級妓楼『緑青館』に出入りするなどして教養を身に着けて成長していきました。
しかし、ひとりでいるところを小銭稼ぎの人攫いに襲われて後宮へ売られてしまいました。
というのが物語の始まりなのですが、マオマオと花街・宮廷(後宮)はかなり密接な関係があるらしい。
ここからは、マオマオについての基本的なことから後宮との関係・花街との関係を見ていきましょう。
基本情報
- 声優:悠木碧
- 出身:都の花街
- 年齢:17歳
- 母親:鳳仙
- 実父:羅漢
- 養父:羅門
このリストを見て気になったところと言ったら、やはり実父と養父の2人の存在です。
まずはそこんところを見てみましょう。
マオマオ出生の秘密
マオマオが生まれたのは、都の花街にある高級妓楼の緑青館。
マオマオの母は、そこでは働く三姫並みの人気妓女の鳳仙。
ここまでは、上のリストにも載っているので分かると思いますが、ここからがちょっと特殊です。
詳しくは、実父である羅漢の解説記事で言っていますのでそちらを読んでください。
当時の鳳仙は、芸を売っても体は売らないトップクラスの妓女(三姫のような存在)でした。
対して当初の羅漢は、親の七光りで指揮官になった新人武官に過ぎません。しかも家督を継げない上に実家からの仕送りもほとんどない貧乏人。
貧乏役人と高級妓女という関係とあって、最初はボードゲームをするだけの仲でしたが最後には恋仲に。
そうして生まれたのがマオマオでした。
1度でも体を売った妓女の価値は下がりますし、子を身ごもれば無価値になります。
なので、小役人だった羅漢でも買えるレベルにはなったのですが、タイミング悪くある事件が起きます。
その影響で、羅漢の恩師にして大叔父の羅門が後宮を追放されて、羅漢を嫌う上司によって羅漢も左遷されました。
その結果、鳳仙はさらに体を売ったことで梅毒に感染して引退させられて緑青館の評判はがた落ちしました。
その原因を作った羅門は、左遷帰り後も緑青館出禁な上にマオマオとの接触禁止でした。
そして、鳳仙も恋人に行う儀式として自らの指とマオマオの指を切って羅漢に置きつけました。(マオマオの指は復活済)
しかし、道端で羅門と一緒にいるマオマオを目撃したことがありましたが、羅門が経てとなり接触ができませんでした。(マオマオとしてはも「もしかしたらこのおじさんが父親かんしれない」とかんずいています)
その後、成長したマオマオは実父でありながら母や自分を蔑ろにした羅漢を生理的レベルで嫌います。
ただ、血筋としては名門の羅の一族の一因ではあります。
これがマオマオの出生秘話です。
アニメでのマオマオ
次に、アニメ第1クールから壬氏邸の下女時代までのアニメのマオマオを見ていきましょう。
まず、花街の娘がどのように後宮勤めになったのかから。
毒見役への道
養父(羅門)や緑青館の手伝いとして花街で過ごしてきたマオマオでしたが、攫われて後宮に売られてしまいました。
その後、2年間の年季が明けるまで後宮の下働きを押することになりましたが、ある時大事件が起きます。
それが、上級妃とその子が突如として体調不良になる事件です。
この事件を匿名で解決したマオマオが、後宮の管理人の壬氏経由で玉葉妃にスカウトされます。
その結果、毒耐性と毒や薬の知識を買われて毒見役になりました。
マオマオ事件簿
続いて、マオマオが翡翠宮にいた時の事件を解説します。
夜に踊る妃
最初にマオマオが解決した事件は、武官に下賜が決定した妃(芙蓉妃)が夜な夜な踊る事件について。
これについては、事件というより女官たちが不気味がってるから何とかしてくれとの依頼ですね。
最終的には、好色な皇帝が再び自分を妃として近くに多いとおこうとすることを避けるべく、芙蓉妃自ら一芝居を打ったのです。
この作戦は見事にハマり、芙蓉妃は見事に幼馴染の武官に下賜されることになりました。
下賜されるところを見た玉葉妃は「うらやましい」と呟いていました。
園遊会毒混入事件
続いては、園遊会での毒混入事件です。
これは、玉葉妃の毒見役がマオマオだったからこそ助かった事件です。
ただこの事件は、毒殺未遂以上に大切なことがあります。
それが先帝の妃も経験している幼い上級妃の里樹妃に対する侍女の扱いです。
里樹妃は、幼い上級妃ということで彼女に仕える侍女たちは主人を見下していました。
そのことをマオマオが知ったのが園遊会での料理の差し替えでした。
元々は里樹妃が食べるはずだった料理に毒が混入していたのです。
そして、その中には里樹妃が食べれないアレルギー食材もありました。
ただ、この事件は里樹妃の毒見役をマオマオが叱責して終わりました。
母との再会
園遊会後のある日、かんざしをくれた武官(李白)を伴い緑青館を訪ねて、李白を三姫に渡して一時帰宅。
その後は養父である羅門と生活しつつ緑青館の手伝いをしていました。
その中で妓女による臣従を装った事件が起きますが、完全な解決をすることなく後宮へ帰る前日となります。
実はこの日、アニメでは離れが移されたのですがそこで寝ていた女性がマオマオの母親だったのです。
石榴宮での事件
他にも色々事件を解決していますが、ここでは3つだけのご紹介で留めます。
最後の事件は、阿多妃の下で発覚した事件です。
この事件は、今までの里樹妃毒殺未遂などとも関連があり、その捜査の一環としてマオマオが石榴宮の手伝いに行ったときに発覚しました。
最初の訪問では侍女頭の風明が怪しいというところまでしか確かめられませんでしたが、その後の捜査や考察から風明が里樹妃にとんでもない事(毒を盛るなど)をしたと分かりました。
マオマオは、風明を説得して阿多妃に類が及ばないようにする策を授けて自首をさせました。
その結果、風明は死罪となったものの阿多妃へのお咎めはない。
マオマオ解雇
風明の事件がひと段落すると、連座によって風明一族とその関係者が処罰されました。
その中には、後宮の女官や宦官がおりそのほとんどが解雇になっています。
そして、解雇の波はマオマオにも。
元後宮医官の羅門の養女として石榴宮や風明と関係があったので解雇寸前に。
マオマオ好きな壬氏は、解雇を止めていたもののマオマオ自身が後宮を辞めたいと思っていると勘違いして解雇してしまいました。
復職するマオマオ
クビになったマオマオですが、マオマオを溺愛する壬氏によって懐柔&身受けされて、壬氏付きの下女になります。
壬氏邸では、官女試験を受けさせられますが見事不合格
その後は壬氏暗殺未遂事件に関連した出来事の捜査や壬氏救出。翡翠宮への復帰に羅漢と鳳仙の再会のお膳立てなど大忙しでした。
まとめ
薬屋のひとりごとの主人公マオマオは、元医官の養父や軍師の実父、高級妓女の実母など出自が特殊でありなおかつ事件に巻き込まれやすい。
しかも、対人関係はかなり苦手で言葉足らず。そのせいで後宮をクビになったり壬氏に迷惑をかけています。
はたして、これからのマオマオは元気でやっていけるのでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
他にも薬屋のひとりごとや転スラなどのアニメ解説記事がありますので見ていってくださいね。